紅白歌合戦の椎名林檎に想いを馳せながら(すごく素敵だった)、高校生のときに「無罪モラトリアム」を貸してくれた友人のことを思い出した。

彼女はcocco、鬼束ちひろ、ビヨーク、UAなどを好みまた自傷するなどしてメンヘラ街道を堂々と突っ走っていた。

私はそんな彼女を内心見下していた。

 

かまってちゃんという言葉もなかった時代だが、

ショートカットで制服スカートの下にスパッツを履き(私はこれを心底憎んでいる。スカートがまくれたときに美しくないじゃない)女性性を否定しているくせに承認欲求でいっぱい。

 

何がそんなに引っかかっていたのか。
きっと彼女の中に自分のコンプレックスを見出していたのだろうなというごくありふれた話。

以上。