首相「TPPは開かれている」 中国とも経済連携
:日本経済新聞 http://s.nikkei.com/v3JyuV
(以下引用)
ホノルル=佐藤理】野田佳彦首相は13日(日本時間14日)の
内外記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)に中国が
警戒を強めていることについて
「中国を含むアジア太平洋経済協力会議(APEC)参加国と
連携していきたい。TPPはAPEC参加国に開かれている」
と強調した。
(引用ここまで)
(・д・;) はい。TPPはAPEC参加国に開かれてるから中国も
入るといいよと野田総理。
ここで野田総理のTPPへの理解不足が露呈してるのですが、
ちょっと書き出してみましょう。
・中国は統計の不透明さ、国内市場の人治主義的なアクセスの
困難さ、賄賂の横行、為替操作などで、非関税障壁の塊みたいな
ところがあります。つまり、TPPの前提となる自由化は不可能。
・中国から見て、アメリカ主導で枠組み作りを進めてるように見える
(事実上は違うにしても)TPPの枠組みに入るはずがない。
・つまり、野田総理はFTAとTPPの意味の違いを理解してないの
ではないか?(前者は貿易のみ。後者は国内制度まで干渉される)
国内制度に干渉されることを中国政府は是とする筈がなし。
(・д・;)
しかし、日本は米で、アメリカは砂糖と乳製品で、カナダは酪農で
それぞれ例外項目を入れろと主張し、(日本は協議中、カナダはまだ
希望出してるだけ)、NZやオーストラリアは例外項目は認めないと
綱引きやってる訳です。
(=д=;) 本当に来年夏までに協議が終了するんでしょうかね?
既に半年スケジュールがずれてる中で、マレーシア辺りは日本が
参加した場合の枠組み再交渉はあり得ないと言い出してますし。
「TPP、日本参加で交渉遅れ許されぬ」マレーシア首相
:日本経済新聞 http://s.nikkei.com/vdGMW0
(以下引用)
交渉に参加するには現在拡大交渉中の9カ国の同意が必要。
ナジブ首相は「すでに合意された事項について再交渉はありえない」
として、これまでの交渉で9カ国が合意した通商ルールを受け入れる
ことが日本参加の前提だと強調した。
(引用ここまで)
(・д・;) そして、再度、オブザーバー参加を断られ交渉内容はまたしても
確認できず・・・。さて、推進派の主張していたルール作り参加って部分や
交渉を主導してって部分は次々に破綻が明確になってますね。
(=д=;) 早期に参加国との協議を断念するのが一番でしょうにね;
早くも自動車や牛肉で自由化圧力は強まってる訳ですし。
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そのノベル版を読んで荒れた精神を落ち着ける日々です(ぁ