「メロディーフラッグ」――jupiter | ユークリッド空間の音

「メロディーフラッグ」――jupiter

「僕らは嫌でも明日を迎えて
 いつかは昨日を忘れる
 そして今君の手を
 掴むためのメロディーフラッグ」

  メロディーフラッグ(BUMP OF CHICKEN)



とてもメロディアスな曲。
主旋律だけじゃなく
伴奏の豊かさがいい。
最初のギターのアルペジオは
最後まで曲に付き添う。
2コーラス目でドラムが本格的に這入ったり
間奏で細かい音の刻みが這入ったり
最後の最後で16分音符のアクセントがあったり
次々と景色が変わる。

「jupiter」の中で楽曲の一番好きな作品。


この曲、
記憶障害の友人のために作られたという
逸話があるらしい。
本当かどうかは知らないけれど
曲を聞くたびに
みんなに言い忘れている「ありがとう」を思い出す。




「変わる景色に迷う時
 微かな音が確かに響く
 消える景色のその中に
 消せない旗がある

 ここで今君の手を
 掴むためのメロディーフラッグ
 遠い約束の歌
 深く刺した旗」