こんにちは
〜夫婦関係再構築〜
カサンドラ脱却の専門家
還暦ライフメンター
ジュンコ田中です
ASDとADHDの両方の特性を持つ
ウチのダーリン(夫)が
飲み会🍻の翌日以外は
毎日私の分も朝ごはんを
作ってくれるようになった
コツをお伝えしますね。
ダーリンの朝食メニューは
毎日ほぼ同じに見えますが、
見た目からはわからない
ASDらしいこだわりのモーニングなのです。
ホームベーカリーで焼いたパンと
量り売りで買ってきた(お小遣いで購入)
数種類の焙煎コーヒー豆を
スケールで測りガリガリと手轢きし、
コーヒー用ティファールでお湯を沸かし
スケールで測りながら2カップ分だけ
ドリップしています。
ある日の朝ご飯
↓
別の日の朝ごはん
↓
また別の日の朝ごはん
↓
私が朝8時半ごろに起きると
9時半に出勤するダーリンは
ガリガリとコーヒー豆を挽いているか
既に朝食を完食してテレビに見入っています。
(あさイチを見るのが大好きなんです。)
『なんて、幸せな〜』
という声が聞こえてきそうですが、
ここまでくるには今まで約15年間に
ダーリンに効果的ないろいろな
コツを使ってきました。
とはいえそれまでは、
私は膠原病で昼頃まで手指が動かないし、
朝は食欲もないのに、
子供と夫のための朝食とお弁当を
30年間、カサンドラになるまで
ひとりで作ってきました。
でも、
カサンドラの沼にハマって
辛い寝たきり&車椅子生活を経験し、
(この辺りのお話は講演会の動画でどうぞ)
ここから脱却しなくてはと、
あらゆる学びを経てきました!
そして!
『ありのままの私』になる!
と決意してから、
『ささいな無理』をやめたのです。
なので、
朝ごはんを作るのを
やめました。
すると、夫は自分が食べたいので
グラノーラを器🥣に出して
牛乳をかけて食べるようになり、
ASDのこだわりが功を奏して、
スケールでグラノーラの重さを測るようになり、
そのうち
ADHDの興味が斜めが功を奏して、
フードプロセッサーで
キャベツを千切りするが面白くなり、
半熟の黄身を作りたくて
ハムエッグができるようになっていきました。
それを後押しをした私のコツが、
『写メ』です。
変わり映えしませんが、
2010年頃の写メがコレです。
↓
まだホームベーカリーは
登場していません。
写メを撮るにもコツがあります。
必ず本人の前で
出来上がった朝食の
『写メ』を撮るのです。
『美味しい〜』とか
『ありがとう〜』とか
『助かるわ〜』とかよりも
写メの『パシャ!』という
音が効果的なのです。
コレも、
ASDの特徴(聴覚過敏)に響きます。
そして、
毎日FBにアップしていました。
『まぁ〜なんて優しい旦那さん〜』とか
友人からコメントがついたりします。
もちろんコメント返しは
『ホントに幸せだわ〜』です。
『後の片付けが大変』とか
『ものすごい時間をかけてる』などという
ネガティブな事は一切言いません。
夫の評判は上がり、
本人は良い気分になって、
どんどん、もっと『映える』朝ご飯を
作るようになっていったのです。
この循環でメニューが
グレードアップしてこんな朝ごはんが
できるようになったのです。
もう一つコツは
『オープンスペースを埋めたい』
『ルーティンが好き』
『たくさんあると混乱する』
というASDに多い特性に合うように、
朝食用の食器を
コレールの3つに分かれているお皿
一枚に指定したことです。
さらに、
ASDのこだわりと
ADHDの出かけたがりの
特性に合わせて
朝食のための買い物を任せました。
卵やケチャップなど朝食の食材の
各スーパーの底値を記憶していて
絶対底値の時にしか買わないという
ASDのこだわりの特性が
発揮されて節約にも役立ちました。
しかし、
こんなトラブルもありました。
ある時の朝刊の
スーパーの折り込みチラシで
強力粉が最底値だったらしく
9時オープンのそのスーパーに
その強力粉を買いに行って欲しいと
私に頼んできたのです。
(当時の夫は8:50に出勤していました)
その日私は
10時からオンラインセッションがあったので、
2階へ行けば良いだけとはいえ
zoomをセットしたりカルテを読んだり
いろいろすることはあるので、
「仕事の前には行けないよー」
と私は断ったのですが、
夫はどうしても納得がいかず
ぶんむくれの顔で机をバンバンたたくのです。
予定の変更を受け入れるのは、
はASD&ADHDともにかなり難しく
そのフラストレーションに耐えられなくなって
爆発したりします。
自分がナイスアイデアだと思いたっ予定を
人に変更されるのは特に腹を立てます。
諦めが悪いASDの特性に
私は『そうだ!』と
ASDは『ケチ』という特性もあるので
それなら良いだろうと思いついて
「私が200円あげるから
帰ってから定価で買うってのはどう?」
と、提案してみたのです。
ですが、、
驚きの返事が帰ってきました。。
「そうじゃない〜〜これは
〇〇ちゃん(自分)とスーパーとの
戦いなんだ〜〜〜」
というのです!
『は?戦い???』
私はあっけに取られました。
そうかー夫にとっね買い物は
『いかに安く買うかゲーム』だっんだ!
だからゲームにハマって抜けられない特性から
喜んで底値を覚えて
チラシをチェックしていたのか!
やられた〜(・_・;
しかし、そうかと私は思い直し
『正義こそが大切』『ズルはダメ』
の特性に響くように
「じゃあ、〇〇ちゃんが
自分で戦わないとズルいよね」と
切り返してみたところ、
『そうだね。。』と悔しそうながら
納得してくれました。(^◇^;)
私にとって、この一件が
夫の特性理解をかなり進めてくれました。
この時のように、
時には意見や最良と思うオペレーションが
食い違うこともありますが、
重要なのはその違いが何から起きているか
お互いに理解し合うことです。
カサンドラになると、
相手の要求に応えようとしすぎて
自分の要求を抑えてしまいます。
自分の限界を理解し、
協力し合うことで
より良い結果が得られます。
ASDの特性に合わせた
ルール作りは大切です。
そのルールは柔軟に
自分の許容範囲や
応援の限度を明確にし、
自分が無理しないように
パートナーと共に調整して
丁度良い塩梅を見つけていく事が
重要なコツです。
ウチの例を参考にして
カサンドラ症候群の皆さんが
ご自身の個性や
パートナーの特性に合わせた
オリジナルなコツを
見つけていってもらえると嬉しいです。
ふたりに合った方法を
見つけることができれば、
定年後のふたりきりの暮らしを
楽しめることができますよ。
発達障害理解はまずは
相手を『観察すること』がキモですが、
観察できる自分になると
自分も観察できるようになり
自分が今ありのままでいるか
わかるようになります。
『ありのままの私』は
『素直な心』を持つ事です。
『素直』は
決して人の良いなりになる訳でないし、
ワガママな自己中な人でもありません。
色眼鏡を全て外して
『心の目』で周りも『自分』も
見ることができる人です。
あなたも旦那さんを
『素直な心の目』見てみると
何か違うものが
見えてくるかもしれませんよ。
ではまた、
ジュンコ田中でした。
*****お知らせ*******
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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