入院前日、クリニックRへ行き、先生に経過を報告した。


手術の告知から少し日が経っていることもあり、このころにはなんとか気持ちも落ち着きを取り戻せていた。




「組織診で診断がつかなかったということ、それから悪いとも良いとも言い切れないっていうことは、たぶん、中度と高度の異形成、どちらかで診断を迷ってるんだと思うよ。


中度もしくは高度の異形成なら、円錐切除をすればそれで完治だから。
ガン、とはっきり出たわけではないし、診断の目的で切るだけだと思うから、そんなに心配しないで。

あなたはHPVも感染しているし、もし僕でも、同じ判断をすると思う。

切って、安心できたほうがいいと思うよ。

それに、万が一ガンがあったとしても、まず0期だから、円錐切除で完治だよ。再発も100%ないから。」



優しいH先生。

真っ青な顔で半泣きになりながら説明する私を、一生懸命励ましてくれた。


おかげで手術を受けることについては、私の中ですっかり覚悟が決まる。


とにかく早く切って、調べて、一日でも早くこの曖昧でイヤな状態から抜け出したい!

悪い細胞がもしもあるなら、広がる前にどうにかしたい、そう思えるようになった。

H先生に感謝デス★




「私がガンになってる確率って、どのくらいあるんですかね?やばそうですか・・・?」


確率なんて、意味はないのにね。

しかも、この状態で先生にわかるわけないんだけど。

どうしても気になって、聞いちゃった。
私が、一番聞きたかったこと。

一番、大丈夫、問題ないよって言って欲しかった事。



「ずっとクラス3aで、組織診でもガンとは言い切れない状態だったのに、実際に切ってみたらガンが進行していた、末期だった、それってどのくらいの確率であるんですか?

子宮を取らなければならないほど病気が進んでいる可能性は、どのくらいあるんですか?」


「・・・まず、ない、と思うよ。


さっきも言ったように、もし万が一ガン細胞があっても、まず0期だと思うから。

もし、今のアナタの状態から子宮摘出になるとしたら・・・本当にビックリするね。

僕なら、信じられなくて再検査とか依頼しちゃうかもしれないな。

ま、頸ガンじゃなくて、腺ガンだったら、あるかもしれないけどね。

でもね、もし腺ガンが見つかったら、逆にラッキーだよ。

早期ではなかなかみつからないタイプのガンだから。」


・・・自分から聞いておいて、だけど、正直、聞かなきゃよかった・・・。


新たな情報、腺ガン。
絶対ぜったい、ネットで調べたりするもんか。
少しでも当てはまる症状があったら、またどん底まで落ち込んでしまいそうなんだもん。


と思いつつ、ちょっとだけ調べちゃったバカな私。


腺ガンって、転移と再発が多くて、進行も早くて、抗ガン剤も効きにくいらしい。

子宮頸ガンのうち、2割程度は腺ガンらしい。

で、頸部よりちょっと奥で進行するので、発見が遅れることが多いらしい。


なんだそれ!?再発!?転移!?

恐ろしや・・・。これだけにはなりたくないや。。。




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