福山雅治さん、と「軍艦島」 | 九州最古の喫茶店。ツル茶んのマスタ-のブログ

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創業大正14年、九州、長崎の喫茶レストラン「ツル茶ん」の三代目マスタ-のブログです。姉妹店ヴィンランドも含め、長崎の魅力発信、マスタ-の個人的趣味など、掲載してゆきます。
長崎名物。「トルコライス」や「元祖、長崎風ミルクセ—キ」が大人気。

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福山雅治さん、と「軍艦島」

イコモスの世界遺産への勧告があり、「明治日本の産業革命遺産」のひとつとして、長崎の軍艦島が脚光を浴びています。
 
 2008年、写真家でもある福山さんの、長崎での写真展、そして35年ぶりに上陸許可、そこから流れが始まり、7年あまり、その歩みは着実に実を結んでいき、現在の喜ばしい状況へ、思えばやはり、福山さんの長崎への思いを含め、その尽力は大きかった。

その当時のラジオでのインタビュ-での、福山さんのコメントを今一度。

福山:談「当時の日本の近代化を象徴するような産業遺産のように感じるんですよ~ 
当時石炭がすごく重宝された時代には、人や技術が沢山集まっていて、重宝されるエネルギー資源が代わっていった後には人がいなくなって、最後に形だけが残っている。まるで悠久の歴史をきざんできた。「人間」というものの栄枯盛衰のように思うんです。
人間の営みがギュットと凝縮されたような島を僕は長崎の誇りに感じます。」

この福山さんの思い、軍艦島の歴史的な価値、建造物としての価値を訴え続けた市民の思い、が、この夏「実」を結びます。

福山さんのコメントの結びにある、「長崎の誇り」を大切にし、魅力ある「長崎」の、構築にみんなで頑張っていきましょう。

そして、この夏、福山さんが、「稲佐山」に帰ってきます。
「クスノキ」をたずさえて。

PS、「軍艦島」の名は、戦艦土佐に似ていることからその名がついたと言われています。戦艦土佐は、三菱重工長崎造船所で建造されたものの、1922年ワシントン軍縮条約の結果完成を見ることなく、言わば、その当時の「平和への礎」として、標的艦として沈められました。今、世界に注目される世界遺産「軍艦島」は、その日の目を見ることができなかった無念の船、「戦艦土佐」の面影のようにも感じられます


https://www.youtube.com/watch?v=lddmneRIB1g