鈴鹿サーキットのシケインのところにはいつもたくさんの花や飲み物が供えてある。
そう、2003年のWGPのレース中の事故で亡くなった、加藤大治郎のためだ。
写真も供えてある。
いつも同じ写真だ。きっと撮影した人が定期的に交換しているのだろう。
今年の鈴鹿300kmレースの時にカメラ仲間の一人とそこを通りかかった時に友人が、つぶやいたセリフがこれだ。
もう、死なせたれや・・・・
ボクも同感だ。
大治郎を悼む気持ちはボクももちろんあるし、それは今でも消えていない。
しかし、サーキットの特定の場所にいつまでも延々と供え物を置き続けるのはどうかと思う。
そろそろ静かに眠らせてやれよ
という友人の言葉に、共感する。
もう5年もたつのだ。
我々が心の内で、大治郎の死を悼み、忘れずにいてやれば良いのだと思う。