6年前の今日、私は宮城県にいました。



6年経つけど、

あんなに怖い思いをしたことはありません。



それと同時に、

あんなに人の温かさや助け合いの意味を
感じたこともありません。





当時、金融窓口で働いていた私は
震災翌日も働いてました。

通帳や保険証券を紛失した人、
死亡保険金を請求しに来た人、
現金引き出しの人など...

店内はごった返してました。



私が当時住んでいた
アパートの2階のカップルも窓口に来てて、

「こんな時まで仕事なんですね!
大変ですね...お疲れ様です。」

と声をかけてくれました。





その日、アパートに帰ると
ペットボトルのお水とパンが入った袋が
ドアノブにかけてありました。



中にはメモも入ってました。

『お疲れ様です。
市役所で支援物資配給してたので
代わりに貰ってきました。
少しですが、どうぞ。頑張りましょうね!』



このメモを見た時の気持ちは
今でも忘れないし、
たぶん一生忘れないと思います。





あのカップルは元気かな。

近々結婚するって言ってたから
きっと幸せになってるだろうな。





未だ行方不明の方が多くいらっしゃいます。

その方々の家族の気持ちを考えると
本当に胸が締め付けられます。

1日でも早く家族の元へ帰れますように。





東北はいいところです。

都会の便利さはないし、
何もないけど、私は大好きです。





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