『落語者』(らくごもの) | 百貨店休業中

『落語者』(らくごもの)

どうやら年明けからひっそり始まったらしい、テレビ朝日『落語者』(らくごもの) (←公式HPがないぽ)

当日、たまたまラテ欄で『落語者』とだけ書かれたのを見つけて、とりあえず落語に関する番組であることは間違いなさそうだ と、5日深夜放送の初回を観ました。

柳家花緑が演じていました。
チャンネルを合わせたときはすでに演目の途中でしたが、「時そば」であることはすぐにわかりました。

わたしは落語は詳しくない方ですが、「時そば」は有名ですよね。
花緑の祖父である5代目柳家小さんの「時そば」をCDで聴きました。今もiPodにも入れてときどき楽しんでいます。
映像では観てみたいな、そのうちDVDでも探してみるか と思っていたところでした。

さて、孫の花緑の「時そば」。
現代風のアレンジを利かせた、何というか元気な「時そば」でした。
おもしろく拝見しましたが、もしこれを音声だけで聴いたら、小さんにはかなわないかな~というのが感想です。

ま、落語の醍醐味はライブでしょうから、これからは他界された大御所のCDだけではなく、実際にもっと高座に足を運んで、現在活躍中の落語家の噺にも耳をかたむけてみたいと思います。

おととい入った書店でこちらを見つけました。
年末から買おう買おうと思っていながらついつい忘れていたムックです。

文春ムック 今おもしろい落語家ベスト50

回答者の面々を見て、信用してよさそうだ と思い買ってみました。

1位が柳家喬太郎。

この方、わたしはNHKの経済番組など、落語以外のお仕事でしか見たことがないのです。
そーかー、12人抜きで真打昇進・・・すごいねぇ
お得意は新作落語のようだけど・・・

動画探してみました。
「時そば」やってますね~(4/4まであります)



いやぁ、PCの前で何度も笑っちゃいました。
まくらがおもしろいですねー。前戯ですっかりいっちゃった気分です。もうこれだけでじゅうぶん気持ちよかった、満足! みたいな。

もちろん本編もすばらしいテクニック。もはや古典だか新作だかよくわからなくなってきそうですが、そこは絶妙のバランス感覚。
うまいですねー。
「よし、観てやるぞ!」って構えなくても、ベッドの上のマグロ状態でも、ちゃんと気持ちよくしてくれます。
人気があるのもわかるなぁ。だから落語家って女性にもてるんだろうな・・・
いつか生で観てみたいです。

ええと、『落語者』の話に戻ります。
昨晩は、桃月庵白酒の「替り目」。
この演目だけではなく、彼の噺を観るのもはじめてでした。
愛嬌のある顔立ちが印象的。酔っ払い亭主をコミカルに演じます。汗びっしょりの熱演についつい見入ってしまいました。人情ばなしもじーんとしますね~
来週も楽しみだ。