この病気だとわかる検査は… | 猫の肥大型心筋症

この病気だとわかる検査は…

この病気の診断は、次のような検査によって行われます。



一つ目:レントゲン検査


肥大型心筋症の猫の心臓は、形がその機能低下によって変わり、ハート型の心臓(バレンタインハート)となります。



二つ目:エコー検査


超音波で心臓の筋肉が正常よりも厚いことを確認したり、心臓の中にある血栓を見つけることができる場合もあります。


三つ目:血液検査


筋肉にあるクレアチニンフォスフォキナーゼ(CK)という酵素が異常値を示すことでわかります。


他にも、血栓により血液が流れていないために後ろ足の脈拍を確認できなかったり、後ろ足を深爪しても血が出ないことなどが診断の目安となります。


この病気は心臓病で、しかも来院時には非常に状態が悪くなっており検査が困難な場合も多いのですが、診断が遅れるとそれだけ症状も悪化していくのでできるだけ迅速な診断が望まれます。