前回の続きです。


新婚当時、毎年数回づつある義家族へのプレゼントはお金も精神的な面でも負担でした。


初めは夫が自ら百貨店に行き、品物を選びましたが、そのうちに私に任せられるようになります。



そして、義父の誕生日が近づいていました。


義父の希望の品は犬を散歩させる時のキャップ(帽子)でした。


例によって、私はイヤイヤながらも高〇屋に買い物へ行きます。


紳士用の帽子だって百貨店価格ですから〜


貧乏人の私には、義父のプレゼント代に飛んでいくにはもったいなく感じていました。


すると、紳士用品の売り場の端の方に“SALE”の文字が✨✨


もちろん、そちらを見に行きます。


そして見つけました⤴️⤴️


全体が蛍光ピンクで、キャップの真ん中にUSAの文字と旗の刺繍✨


スタッズなんかもついていました⤴️


なんて趣味の悪いキャップなんでしょう✨✨

高〇屋さん、すみません…


私は一目惚れです。


すぐに購入しました!もちろん見栄え大事なので箱に入れてもらいましたよ👍



そして、義実家での義父の誕生会の日がやってきました。


義弟夫婦も来て、食事の後それぞれの夫婦から義父にプレゼントを渡します。


まずは、義弟夫婦のプレゼントから⤴️


カニ好きな義父なので、カニを食べる時のハサミとホジホジする棒😅のセットでした。


義父は大喜びです✨


次に、私達夫婦の番がきました。


夫から父へ(指定されていたキャップの)プレゼントを渡します。


もちろん、中身もわかってるし百貨店の包装紙なので義父もご満悦で開封します。


が、


箱を開けた瞬間…


あまりもの趣味の悪さに、そこにいた全員がドン引きしてフリーズ。


夫も“まさか💦”という顔をしていました😅



と、ここで私も一緒にドン引きしていられません。


私は


“お義父さん、ステキでしょ〜✨私、絶対これお義父さんに似合うと思ったんです〜✨ほら、ちょっと被ってみてください”


と、半ば強制的に頭の上へ😁


“ほら、やっぱりお似合いです。ロマンスグレーの髪にピンクの帽子はピッタリです⤴️ねぇ、似合いますよね?”


と、みんなを見渡しました。


ドン引きしていた義家族も、なんとか義父を盛り立てようと、苦笑いで


“あぁ…似合うね。いいよ”


と言うしかありません。


蛍光ピンクのUSAのキャップのせいで😅微妙な空気になっていたけど、私がそれに気づいてはいけないんです。


最後まで、私は義父にお似合いのキャップをプレゼントしたんだ✨を貫きました(笑)


もちろん、義父がそのキャップをかぶって散歩へ行ったのは見た事はありません。



その後…


marchは趣味が悪い💦


となり、二度と私が1人で義両親のプレゼントを買いに行く事も、お店を指定される事もなくなりました😁


そんな事ばっかりやっていたから、嫌われるのも無理はありません。



地方に住んでいた時はお花を贈ったりしました。



こんなのステキですね⤴️



モンブランは間違いないっ!




ルタオは自分に欲しいです。