分解もしたけれど、陰性だった。
ただ、いつもみたいに白抜きではなく、光を当てたり、角度を変えると、ここに線が出るんだな、という気配は感じることができた。
それでも陰性だ。
でも、思っているよりもショックはなかった。
半ば諦めの中でやっている治療だからだろう。
妊娠できたらラッキー、妊娠できないのが当たり前。
移植も4回目になると、陰性がでても大した驚きはない。
保険6回まで淡々と移植し、だめだったら諦める。
それだけのこと。
だから陰性を見たとき、ああ、やっぱりか、と思っただけで、なにもショックはなかった。
諦めているとぼくらは、なぜかすこし、生きやすくなる、ねえそうだろう。そういうことなんだと思う。
はじめから期待していなかったからだ。
その後、便秘だったものも快便になり、お腹の存在感は昨日よりもいくぶん薄くなった。
ただ、白抜きではなかったことが頭にひっかかり、もしかしたら今後陽性になるかもしれないという思いが拭いきれない。
白抜きを見れば諦められる。
そう思って夜にもう一度妊娠検査薬を試そうと思った。
でも、妊娠検査薬のストックはあと2回分しかない。
この後BT6とBT7に1度ずつ検査する予定だ。
なので、排卵検査薬を使ってみた。
どこかで排卵検査薬が妊娠検査薬の代用になることもあると見たことがあるからだ。
でもわたしは排卵検査薬をあまり信用しておらず、今まで排卵検査薬を妊娠検査薬の代わりに使ったことはなかった。
排卵検査薬が陽性でも妊娠判定は陰性だったり、また、逆のパターンもあるからだ。
あと、いままではわたしがPCOS気味なこともあり、常時それなりに線が出ていたということもある。
しかし、前周期の奇跡に賭けたタイミング法で、いまのわたしの体は低LH気味で強陽性を検知しないこと、サージが起きていないときはほぼ真っ白であることを確認した。
なので、もし、全く可能性がないならほぼ真っ白が出るだろう。
そう思い、本日20:00、排卵検査薬を使ってみた。
かなり.. 濃い。
思ったよりもかなり濃く出ている。
正直期待する気持ちがないと言ったら嘘になる。
でもこれはあくまで排卵検査薬だ。
やはり妊娠はしていなかったということもざらにあるだろう。
その時はそれでいい、今回の新しい学びとなるのだから。
今の気持ちとしては諦めている気持ちが80%、少しの期待が20%といったところだ。
BT7のフライング検査で覚悟を決めるために、明日BT6も検査しようと思う。


