うちのクリニックはメールで受精結果と培養結果が送られてくる。
今日それが届いた。
メールを開くのはどきどきする。
人生で2回目の採卵の時、15個たまごが採れたのにveek分類でG3〜5の胚しかなかった。
そのうち正常分割している胚はたった一つだけ。
ボロボロの結果に、さすがに落ち込んだものだ。
同じようになるのではないか。
心のどこかでそう思ってしまい、かまえてしまう。

結果は、13個採れたたまごは全て成熟卵。
13個のうち10個正常受精だった。
10個を培養し、培養2日目の成績は---

【正常分割胚】
4細胞G2×5
4細胞G3×2

【異常分割胚】
3細胞G3×2
5細胞G3×1

だった。
G1がない...。
まず最初に思った感想はそれだ。
1人目の体外受精も含めて、今まで初期胚の時点でG1だったたまごは2個しかない。
そのうちの1個が娘だ。
もう1個は最終的に5日目胚盤胞3ABになり、前回移植したけれど全くの陰性であった。
初期胚G2で、最終的に5日目胚盤胞4ABになった前々回の移植は化学流産だった。
だから、G1であれば妊娠できるわけではなく、G2であっても可能性のある胚であることは理解できている。
それでも、やはりG1がないと心配にはなるものだ。
とは言え、いつもG2以上の胚が1〜2個、酷い時は0個しかなく、G3以下の胚がほとんどを占めているわたしにとってはかなり良い結果だと言える。

もう一つ、今回の結果について喜ばしい側面がある。
それは正常分割の胚が現時点で7つあることだ。

1人目の採卵の時、培養2日目で正常分割胚は3つ、うちG1がひとつ、残り2つはG3だった。
翌日、G1胚のみ正常分割し、G3のふたつの胚は異常分割した。
ただ、G1胚と、G3胚のひとつが胚盤胞になり、凍結できた。
2人目の採卵1回目は唯一正常分割していたG3胚のみ胚盤胞に。
採卵2回目は、正常分割し続けたG1とG2の胚が胚盤胞になった。
それ以外の異常分割したたくさんのたまごは胚盤胞にならなかった。

つまり、正常分割していればG3であっても胚盤胞に成長する可能性があるということだ。
ただ、1人目の採卵の時のように、培養2日目では正常分割していたのに、3日目に異常分割してしまうケースもある。
このまま明日の結果も正常分割で、G2、ないしはG3のまでであれば胚盤胞まで発育する可能性は十二分にある。

細胞数に関しても2日目で4細胞は理想的な数字だ。
明日、8細胞であればなお良い。
ただ、娘の時は培養3日目で桑実胚になっていた。
かなり早く、心配したものだが、遅いよりも早いほうがいいと書いてあるものが多かった。(一部、早すぎるのはよくないというものも見られた)

いずれにせよ、とびきりいい結果でもないがとびきり悪い結果ではない。
G1がひとつもないことには多少なりともショックを覚えるが、今まで1〜2個しかなかった正常分割胚が7つもあることは喜ばしいことだ。

明日の培養結果も、どきどきする。