DVDにて鑑賞



解説
梨木香歩のロングセラー小説を映画化した、祖母と孫
のひと夏の暮らしを描いたファンタジー。
西の魔女ことイギリス人のおばあちゃんを大女優シャー
リー・マクレーンの娘のサチ・パーカーが演じ、ともに
過ごす少女に新人の高橋真悠がふんし、豊かな自然の中
で心温まる交流をはぐくんでいく。
魔女になるための修行を通して語られる一つ一つの言葉
がどれも魅力的で、魔法のようにすんなりと心の中に入
り込んでくる。

A Day In The Life


あらすじ
中学生になったばかりのまい(高橋真悠)は登校拒否に
なり、大好きなおばあちゃん(サチ・パーカー)の住む
田舎で過ごすことになる。
日本に長年住むイギリス人のおばあちゃんは、西の魔女
と呼ばれていた。
まいはおばあちゃんから魔女の手ほどきを受け、何でも
自分で決めるということを教わる。

A Day In The Life


まずこのおばあちゃんの自宅がとても魅力的だった。

こじんまりとした洋館と広い畑地と森林、まさに魔女?

が住んでいそうな雰囲気。

そこでの生活は、まさに自給自足。

畑から摘んできたレタスを材料に、おばあちゃんが作る

サンドウィッチとハーブティーがのどかでかつ贅沢。

おばあちゃんはまいに魔女になるための修行とばかり、

これまでの不規則な生活から一変した早寝早起きと労働の

日課を課す。

そんなルーティーンワーク(当人にとってはすごく根気がいること)

を継続させることで、自信を取り戻させる。

当たり前のことを当たり前にやることの難しさを乗り越えさせること

がおばあちゃんの狙いだったと思う。

そのおばあちゃんの一言一言は、静かにさちの心に響き渡る。

おばあちゃんとまいはある約束をすることになる。

ケンカ別れの形で、まいは家族のもとに戻るがその約束は果たされて

いたが、そこにはもうおばあちゃんはいなかった。

最後のシーンは心揺さぶられるものがあった。

大きな事件や出来事はここでは起きないけど、一夏をともに過ごした

おばあちゃんとまいとの交流をおとぎ話のように紡いでくれる映画で

あった。

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