DVDでの観賞
解説
わが子の命を奪った少年との交流を通して悲しみを乗り越えようとする
母親を、ニコール・キッドマンが演じる感動の人間ドラマ。
ピューリッツァー賞受賞の戯曲を基に劇作家のデヴィッド・リンゼイ=
アベアー自身が脚本を手掛け、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が映画化。
共演は、『サンキュー・スモーキング』のアーロン・エッカート、
『ハンナとその姉妹』のダイアン・ウィースト。
絶望の中でも前向きに生きようとする女性を体現したニコールの繊細な演
技に魅了される。
あらすじ
郊外に暮らすベッカ(ニコール・キッドマン)とハウィー(アーロン・
エッカート)夫妻は、愛する息子を交通事故で失った悲しみから立ち直れ
ず、夫婦の関係もぎこちなくなっていた。
そんなある日、ベッカは息子の命を奪ったティーンエイジャーの少年と遭
遇し、たびたび会うようになる。
ニコール・キッドマンがアカデミー主演女優賞にノミネートされた作品で
もある。
ニコール・キッドマンが演じるベッカ、アーロン・エッカート演じる
ハウィーは、4歳の息子を交通事故で亡くす。
その喪失感から立ち直れない二人は、遺族の会に参加するが、ベッカは
その会への継続的な参加を拒む。
仕方なくハウィーだけはその会を拠り所にして、参加する。
一方、ベッカは妹が今同棲している恋人との間に子どもができたと本人
から聞く。
表面上は喜ぶが、内心は嫉妬を燃やす。
その絶妙な心理描写がうまい。
子どもにはお金がかかるから、自分の息子が着ていた服をあげようとする
ベッカだったが、妹は「きっと生まれてくる子は女の子だと思うし、夫も
そう確信してるからいらないわ」とあっさり断る。
「せっかくこちらが親切にしてやってるのに」という気持ちが見て取れる
ベッカの仕草。
母親も妹に気遣ってか「私の勘も女の子だと思う」と妹に同調するのである。
ハウィーは息子が生きてきた証をまだ捨てられずにいるし、段々薄れていく
ことへの恐怖もある。
「チャイルドシートを早く始末してよ」というベッカの一言に逆上するし。
亡き子どもをめぐって、二人の考えは食い違うし、家庭も冷えていく。
「二人目を考えてもいいのでは?」とハウイーが言えば「まだその気に
なれない」とベッカは反論する。
二人の溝は埋まらない。
その時に現れた加害者側の少年。
ベッカはその少年と公園で会って話をする。
この少年への恨みはないといえば嘘になるが、仕方ないというあきらめの
気持ちが勝っていた。
母親が言った言葉「哀しみは消えないけど、時間とともに変化はする。
大きな石が小石に変わって、ポケットに入っても気づくか気づかない程度
になるはず」
この言葉がベッカを癒していく。
ニコール・キッドマンの演技に注目してほしい作品でもある。
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解説
わが子の命を奪った少年との交流を通して悲しみを乗り越えようとする
母親を、ニコール・キッドマンが演じる感動の人間ドラマ。
ピューリッツァー賞受賞の戯曲を基に劇作家のデヴィッド・リンゼイ=
アベアー自身が脚本を手掛け、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が映画化。
共演は、『サンキュー・スモーキング』のアーロン・エッカート、
『ハンナとその姉妹』のダイアン・ウィースト。
絶望の中でも前向きに生きようとする女性を体現したニコールの繊細な演
技に魅了される。
あらすじ
郊外に暮らすベッカ(ニコール・キッドマン)とハウィー(アーロン・
エッカート)夫妻は、愛する息子を交通事故で失った悲しみから立ち直れ
ず、夫婦の関係もぎこちなくなっていた。
そんなある日、ベッカは息子の命を奪ったティーンエイジャーの少年と遭
遇し、たびたび会うようになる。
ニコール・キッドマンがアカデミー主演女優賞にノミネートされた作品で
もある。
ニコール・キッドマンが演じるベッカ、アーロン・エッカート演じる
ハウィーは、4歳の息子を交通事故で亡くす。
その喪失感から立ち直れない二人は、遺族の会に参加するが、ベッカは
その会への継続的な参加を拒む。
仕方なくハウィーだけはその会を拠り所にして、参加する。
一方、ベッカは妹が今同棲している恋人との間に子どもができたと本人
から聞く。
表面上は喜ぶが、内心は嫉妬を燃やす。
その絶妙な心理描写がうまい。
子どもにはお金がかかるから、自分の息子が着ていた服をあげようとする
ベッカだったが、妹は「きっと生まれてくる子は女の子だと思うし、夫も
そう確信してるからいらないわ」とあっさり断る。
「せっかくこちらが親切にしてやってるのに」という気持ちが見て取れる
ベッカの仕草。
母親も妹に気遣ってか「私の勘も女の子だと思う」と妹に同調するのである。
ハウィーは息子が生きてきた証をまだ捨てられずにいるし、段々薄れていく
ことへの恐怖もある。
「チャイルドシートを早く始末してよ」というベッカの一言に逆上するし。
亡き子どもをめぐって、二人の考えは食い違うし、家庭も冷えていく。
「二人目を考えてもいいのでは?」とハウイーが言えば「まだその気に
なれない」とベッカは反論する。
二人の溝は埋まらない。
その時に現れた加害者側の少年。
ベッカはその少年と公園で会って話をする。
この少年への恨みはないといえば嘘になるが、仕方ないというあきらめの
気持ちが勝っていた。
母親が言った言葉「哀しみは消えないけど、時間とともに変化はする。
大きな石が小石に変わって、ポケットに入っても気づくか気づかない程度
になるはず」
この言葉がベッカを癒していく。
ニコール・キッドマンの演技に注目してほしい作品でもある。
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