劇場にて鑑賞

解説

人気作家・伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を、『アヒルと鴨のコインロッカー』
『フィッシュストーリー』に続き中村義洋監督が映画化したサスペンス。
巨大な陰謀に巻き込まれ、首相暗殺の濡れ衣を着せられた宅配ドライバーの決死の
逃避行をスリリングに描く。
主演は、中村監督の『ジェネラル・ルージュの凱旋』でも共演している堺雅人と
竹内結子。
そのほか吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明といった実力派キャストが顔を
そろえる。

あらすじ
凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳
(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃
を向けられる。
訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の
首相暗殺犯に仕立てられていく。
絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。
以下ネタバレあり
A Day In The Life

まず、この映画のカギを握るのがこのポールの名曲「golden slumber」

Once there was a way to get back homeward

かつて家に戻る道があった。

という歌詞ではじまるこの曲、この曲はビートルズ解散前のメンバーがバラバラに

なっていった時にポールが作り上げた曲と言われる。

大学時代に青柳(堺雅人)、森田(吉岡秀隆)、樋口晴子(竹内結子)、カズ(劇団ひとり)

らとファストフード友の会に所属し、樋口と青柳は恋人であった。

青柳は今は宅配ドライバー。

森田は嫁さんがパチンコ依存症で多重債務に陥り、その借金を返しているサラリーマン。

カズは青柳の後輩。

樋口は今は家庭の主婦。

学生時代に花火製作所でアルバイトをした時の思い出。

そして黒いパーカーの男キルオ(濱田岳)の存在。

エレベーターでのシーン。

青柳がかつて助けたアイドル凜香(貫地谷しほり)と青柳の関係、

いろんな要素が絡み合い、最後に仕掛けが待っています。

登場人物が多いし、過去と現在のシーンが交差するので気をつけて観てください。

それと一つ一つの会話にも注目してください。

オール仙台ロケにも注目。

ニヤっとなるエンディング。これはお勧めします。