価値にまつわるエトセトラ
こんばんわ
ただ今、無事にミュンヘン空港で出国審査を終え、搭乗待ち
ドイツのラストランチは、地元で話題のお洒落カフェ
話はガラッと変わりますが、11月1日に豊洲に「アシックス」の低酸素環境下トレーニングジム「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」がオープンした様ですね
「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」
https://sports-complex.asics.com/
約3,000㎡の低酸素環境のトレーニングエリアを備えているとのことで、その規模の大きさに驚きますよね
昨日の内容にある様に、フィットネスクラブやマイクロジム、パーソナルスタジオの出店は増加傾向にありますが、それだけではなく、こうした大手企業が圧倒的な規模の施設などを作り始めている訳です
差別化を考えた時に、ハード面による差別化と、ソフト面による差別化という大きな2つの軸が考えられ、以前から書かせて頂いている様に、一般的なトレーナーカンパニーがハード面だけで差別化をすることは、資本の関係から難易度がかなり高いというか、ほぼ不可能な訳です
それではソフト面で差別化を!となりますが、我々運動指導者は、ついつい専門知識や専門技術を中心に、独りよがりな行動に陥りがち
そもそも「差別化」ということを考えていくと、お客様に他のサービスや商品ではなく、自社のサービスや商品を選んで頂ける様にすることな訳です
更に、なぜお客様は他のサービスや商品ではなく、自社のサービスや商品を選ぶのかというと、そこでしか得られない価値があるからなんですよね
そうした価値が無ければ、ただ近いから来ているだけや、ただ安いから来ているだけかもしれず、左記の様な理由の場合、もっと近い場所にスタジオが出来たり、安いジムが出来れば、そこにお客様は移動をしてしまいます
お客様が求める価値も、人によって異なりますので、誰の為のスタジオやサービスなのか?といったことを、今まで以上に考え、明確に示していくことが求められますよね
・価値を創ること
・価値を分かりやすく表現する事
・価値を必要としている人に届ける事
・価値を体感しやすい仕組みを創る事 などなど
価値を創って終わりではなく、それに付随する様々な能力が必要です
専門知識や技術というのは、価値を創る為の1つの要素に過ぎず、それだけではその価値を必要としているお客様に貢献することは出来ません
身に付けた知識や技術を用いて、目の前の人をより良くしたいのであれば、それ以外の能力を高める努力が必要ですね
としお
↓
トップランナーの考えが学べる Inside Head
「Inside Head in 大阪~トップランナーの頭の中~」
日時:2019年11月24日(日)09:40〜17:30
会場:アットビジネスセンターPREMIUM新大阪(新大阪駅徒歩3分)
https://abc-kaigishitsu.com/osaka/shinosaka/
メインスピーカー:
株式会社R-body project 代表取締役 鈴木岳.
一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事 岩崎真宏
モデレーター:imok株式会社代表 小林俊夫
詳細:https://req.qubo.jp/catback4h/form/insidehead03
横浜駅 北西口 徒歩5分
1期生限定チェアセット価格
※チェア1台+配送料+養成コース受講料
https://www.kaigishitu.com/detail/13404/
詳細:https://pro.form-mailer.jp/fms/ded95d6f182831
絞って絞って1番を創る&価値を多角的に考える
おはようございます
現在はミュンヘンに移動してきており、本日、ミュンヘンから帰国します
ミュンヘンの市庁舎
少し時は戻りますが、ザルツブルグの街を散策していた時に小腹が空き、「やっぱりホットドッグでしょ!」ということで、日本ではほとんど食べることが無い、ホットドッグを食べに「Balkan GRILL」へ
こちらは、旧市街の路地の中にある為、普通に歩いていても、なかなか見つける事が出来ない様なお店です
先日の「世界一」に繋がる部分ではありますが、「世界一」を創ることは難しくても「○○と言えば」や「地域一番店」を意図的に創ることが重要やな~と
「ザルツブルグのホットドッグと言えばBalkan GRILL」といった感じで、地域や分野を絞って一番を創る
例えば、ホットドッグ世界大会みたいなものがあって、仮にBallkan GRILLが1000位くらいだったとしても、ザルツブルグの街で3位くらいに入っていれば、ザルツブルグに訪れた多くの人が食べにくる訳です
更に言えば、ザルツブルグと言っても広いので、ザルツブルグの旧市街で1位であれば、かなり多くのお客様がお越しになりますよね
また、こちらのお店はメイン通りからの「視認性」は0に等しいのですが、洞窟の様な路地の中にある為、自然とソーセージの焼ける匂いも周りに漂いますし、雰囲気と合わさって「情緒的価値」が格段に増しています
その上、おばちゃまが一人で作り、レジも行っているので、一定数の行列ができ、行列のラーメン屋や最近話題の「悟空のきもち」よろしく、並んでいると人は並びたくなるという心理が働き、たまたまそこを通った方も購入に繋がったりします
ホットドッグ自体はそこまで映える訳ではありませんし、ホットドッグ単体で差別化をされている訳ではありませんが、それ以外の要素での独自性や差別化がしっかりと行われていると個人的には感じます
更に言えば、マーケティングの書籍などではよく紹介される「ジャムの実験」よろしく、メニュー数が5つに絞られているので、選ぶ楽しみはあるものの、迷って決断をし、やっぱりアッチにしておけば良かった・・・・・という悩みが少ないのも良いのかもしれませんね
※超簡単に書くと、スーパーに6種類のジャムを並べた場合と、24種類のジャムを並べた場合、24種類の方が人は集まって試食したけど、購買率は3%で、6種類の方は購買率が30%だったよというアレ
話は変わりますが、ここ数年のフィットネス業界は、年間で数百店舗の新規出店が続いていますが、今後はClub Pilatesの日本進出をはじめ、更なる出店の増加が見込まれます
飲食店で考えてみると、周りに何も無い時は、「和洋中華なんでもござれ」といった業態でも、お客様は来るかと思いますが、飲食店が増え、それぞれ和食専門、洋食専門などのお店が出来てくると、「なんでもござれ」といった業態や、他と同じ様なお店では、お客様はわざわざそのお店までお越しになることありません
その為、スタジオやマイクロジムを出店したいと考えているパーソナルトレーナーやインストラクターの方は多いと思いますが、お客様が求めている価値において、「〇〇といえば、あのスタジオだよね!」といった差別化を今まで以上に考えて行っていかなければ、その後の発展が難しいことは間違いないですよね
僕らは商品そのものだけで差別化を考えようとしがちですが、先述のBallkan GRILLの様に、ホットドッグだけで差別化がされている訳では無く、店舗立地も含めた様々な要素で差別化をされている様に、お客様が何を求めているのか?を徹底的に考え、専門的な知識や技術以外での差別化も大切なポイントになります
熱々のホットドッグをモグモグしながら、そんなことを考えていましたとさ
ザルツブルクの街並み
としお
↓
トップランナーの考えが学べる Inside Head
「Inside Head in 大阪~トップランナーの頭の中~」
日時:2019年11月24日(日)09:40〜17:30
会場:アットビジネスセンターPREMIUM新大阪(新大阪駅徒歩3分)
https://abc-kaigishitsu.com/osaka/shinosaka/
メインスピーカー:
株式会社R-body project 代表取締役 鈴木岳.
一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事 岩崎真宏
モデレーター:imok株式会社代表 小林俊夫
詳細:https://req.qubo.jp/catback4h/form/insidehead03
横浜駅 北西口 徒歩5分
1期生限定チェアセット価格
※チェア1台+配送料+養成コース受講料
https://www.kaigishitu.com/detail/13404/
詳細:https://pro.form-mailer.jp/fms/ded95d6f182831
世界一美しい湖畔の街で考える真似出来るものと真似できないもの
おはようございます
ウィーンからザルツブルグに移動する途中、「世界一美しい湖畔の街」として知られる「ハルシュタット」に寄ってみました
せっかく来たなら、やはり「世界一」は見ておきたいよね!と
ウィーンからザルツブルグまでは一本ですが、ハルシュタットに行く為には、途中下車をして、別の路線に乗り換えて1時間半くらい掛かりますので、ウィーンからは約2時間半~3時間、ザルツブルグからは2時間~2時間半程度といった感じでしょうか
ウィーンからハルシュタットへ向かう途中、あのチョコレートで有名な「リンツ」も通ります。この様な言い方をすると地元民に怒られそうですが、こんな田舎街から、世界的に有名な、あのリンツが生まれたのか!と驚きます
そして、更に驚きなのは、「ハルシュタット」に到着すると、ハイシーズンでないのにも関わらず、かなりの数の観光客が街を歩いていますが、なんと、この町の人口は900人前後らしく、確実に毎日、町の人口以上の観光客が押し寄せていそうです
先述の様に、「ハルシュタット」に訪れる為には、国際線が飛ぶ空港がある街やターミナル駅からは一定の時間を要しますが、それでも「世界一美しい湖畔の街」として知られる、風光明媚なこの街を一目見ようと、全世界から毎日多くの人が訪れるんですよね
もしかしたら、他にも美しい湖畔の街は世界の至る所にあるかもしれませんし、そこで得られる感動に大差は無いのかもしれませんが、「世界遺産」への登録や「世界一美しい湖畔の街」として、多くの方に認知される様に行動をしてきた結果、こうして連日多くの人で賑わう街になったことと思います
一定以上の価値を持つモノやサービスが溢れる現代においては、やはり価値を届ける努力というものを行わなければ、多くの方にその価値を体験して頂く事が出来ません
また、少し話は変わりますが、なんと2011年に中国において、住宅を売る為に建築士さんを送り、写真を大量に撮って、ハルシュタットを模した街を創ったとのこと
紹介動画などを見ると、ハルシュタット×ザルツブルグみたいな感じですね
本当かどうかは定かではありませんが、京都をそっくりそのまま創ろうとするプロジェクトもあるとかないとか
中国のハルシュタットに行ったことが無いので、何とも言えない部分はありますが、これって戦略や戦術と似ているな~と考えていて、目に見える形だけを真似することは出来るけれど、その背景にある考え方は目には見えない為、真似をすることが出来ないんですよね
ハルシュタットをハルシュタットたらしめているもの、京都を京都たらしめているものは、過去の歴史が大きく関わっている為、形だけを真似した所で、オリジナルを超える事は無いのだと思います
戦略的に言うと、独自資源を持たずして、目に見える強み風のものを真似した所で、お客様が他の観光地やサービスではなく、自分達の場所やサービスを選ぶ理由にはならない訳です
そして、歴史というものは、どうあがいても真似をすることが出来ない、最強の独自資源ではないでしょうか?
自らの独自資源が何かを問い、強みを磨き続け、その強み=価値を伝える努力をし続ける事が大切ですね
としお
↓
トップランナーの考えが学べる Inside Head
「Inside Head in 大阪~トップランナーの頭の中~」
日時:2019年11月24日(日)09:40〜17:30
会場:アットビジネスセンターPREMIUM新大阪(新大阪駅徒歩3分)
https://abc-kaigishitsu.com/osaka/shinosaka/
メインスピーカー:
株式会社R-body project 代表取締役 鈴木岳.
一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会代表理事 岩崎真宏
モデレーター:imok株式会社代表 小林俊夫
詳細:https://req.qubo.jp/catback4h/form/insidehead03
横浜駅 北西口 徒歩5分
1期生限定チェアセット価格
※チェア1台+配送料+養成コース受講料
https://www.kaigishitu.com/detail/13404/
詳細:https://pro.form-mailer.jp/fms/ded95d6f182831