先月Open
そのまんますぎる、そしてある意味インパクトありすぎる店名。
居酒屋ですか??
いいえ、こちらはイタリアン。
シェフはラベットラザオチアイの落合シェフがいらした赤坂グラナダでご経験を積まれた後、日本橋高島屋内のロブションを経て念願であったご自身のお店をOpenされました。
三軒茶屋の駅から徒歩5分ほど。
大通りの喧騒を少し離れた閑静な住宅街で穏やかに腕を奮っていらっしゃいます。
8席のカウンターにシェフお1人なので、コースは1種類。
グラスワインが赤白3種類ずつ用意されていたのはポイント高いと思います。
もちろんプロセッコやソフトドリンクも。
自家製リエットとパン。
大きなフォカッチャにしっかりとした味付けのリエットが美味しくてお料理を待つ間、手が止まりません。
ギリシャ風のピクルス。
酸味が抑えられた控え目な甘みを感じるピクルス。食感がシャキシャキしすぎていなく好みでした。
フォアグラのフランは可愛らしい卵形の器に。
続いて紫芋のポタージュ。
ハッとするほど鮮やかな色に深みのある濃厚な味。でも、重くない。
蟹とカラスミのパスタ。
パスタも自家製。
しっかりとからすみの苦味を感じながら決して蟹の旨味を殺さない絶妙なバランス。
メインはお肉ではなくシェフが自信をもっているというガレット。
王道の卵、ハム、チーズか、牛ほほ肉と菜の花のどちらかを選ぶことができます。
私は珍しい牛ほほ肉バージョンを。
印象的だったのは黄身を固めに仕上げているからナイフを入れてもドロっとこない。それもそれで美味しいのですが絶妙な柔らかさに驚きました。
なんというのかな、黄身が色っぽいのです。
しかし正直なところパスタにガレットのダブルパンチは女性にはちょっと重い。
ガレットで勝負するのであればパスタを減らすかガレットをサイズダウンしなければ満足感より満腹感が勝ってしまう、そんな気がして勿体無く感じました。
デザートはクレームブリュレ。
バナナやパッションフルーツなどを合わせたまるでフルーツスムージーのようなジェラートがトッピング。
この発想、素敵!
お手製のマカロンやフィナンシェまで。
圧巻の内容でコースは4,900円。
ワインも一杯500円というひっくり返るようなお値段。
さすがに700円はとっていいのでは?と思わずシェフに提案してしまいました笑
まだOpenして1ヶ月。
これからもっともっと試行錯誤、切磋琢磨しながらベストなスタイルを模索していかれるのだと思います。
これからが本当に楽しみなお店。
土日はガレットランチもやってるそうです。
ぜひとも応援していきたいお店です。