
私は、メインのブラウザにFirefoxを使用しています。
Firefoxには豊富なアドオンが存在することも、もちろんFirefoxを選ぶ理由の一つなんですが、他に決定的な理由があるんです。
それが今回ご紹介するプロファイル機能です。
「プロファイルって何?」と思われる方も多いと思います。
本家Moziraのオフィシャルサイトには、こう書いてあります。
「ブックマークやパスワード、ユーザ設定項目といった個人情報を、プロファイル と呼ばれるファイルセットとして保存し、Firefox のプログラムファイルとは別の場所に保管します。複数のプロファイルを作成して、それぞれに個別のユーザ情報を記憶させることもできます。プロファイルの作成、削除、そして名称変更は、Firefox プロファイルマネージャから行います。一度に利用できるのはひとつのプロファイルのみです。 」
もともとエンジニア向けの機能なので、エンジニア向けの説明ですね。
簡単に説明するとFirefoxのプロファイルは、WindowsやMacでいうところのユーザーアカウントのようなものということです。
プロファイルという単位で履歴やブックマーク、設定項目の情報をもてるわけです。当然複数のプロファイルを作成することもできます。
私の下手な説明では、わかりにくいので実際にプロファイル機能を使用してみましょう。
みなさんのPCにFirefox4がインストールされていることを前提として話を進めていきます。(Firefox3でもOKです)
ちなみに今回説明に使用するPCのOSは、Windows7です。
普通にFirefoxをインストールされた方は、画面にFirefoxのショートカットが作られているはずです。

まずは、このショートカットのコピーを作成します。ショートカットを選択してCtrl + CでコピーしてCtrl + Vでペーストしてください。ショートカットのコピーが作成されます。

この作成されたショートカットのコピーを右クリックしてメニューからプロパティを選択します。

プロパティのリンク先の項目は、"C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe"のようにダブルクォーテーションで囲まれていると思いますが、このダブルクォーテーションの末尾に半角スペースを空けて-pを入力してください。
入力後の文字列は、"C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe" -pのようになっているはずです。
OKボタンをクリックして設定を完了してください。

今起動中のFirefoxを終了して、作成したショートカットからFirefoxをスタートしてみてください。
プロファイルマネージャーが起動したはずです。

mojoという名前でプロファイルを作成してみます。みなさんも、好きな名前で作成してくださいね。


作成したプロファイルを選択してFirefoxを起動してください。
まっさらなFirefoxが起動したはずです。

履歴やブックマークなどの情報が消えてしまいますので、今まで使用していたプロファイルを削除しないように注意してください。
次の記事では、さらにこのプロファイル機能の便利に使用してみましょう。