新人来る | 基礎研究者のブログ

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医学・生物学系の研究者のブログです。2012年9月からアメリカのニューヨークで仕事をしています。近況報告がてら、仕事、育児について書いています。

なんと、10月から妻が一緒に働くことになりました。


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三男を無事にデイケアに預けることができて、ようやく空き時間が取れるようになった妻。週に2-3回ほど働きに出て、空いてる日にラボに来て、忙しくしている僕を助けるという信じられない事を提案してくれました(妻に心配かけて申し訳ない、、)。情けない話ですが、僕も有難く同意。それで、妻の出入りを許可してもらおうとボスのオフィスを訪ねると、「ラボに出入りする人間が無給で働くことは許さない」と言って、妻をアシスタントして雇用することを提案してきてくれました。


ちょうど仕事を探していた妻ですが、雇用条件も労働時間も全てこちらの希望を受け入れてれるということで、もちろん即決。


とりあえず今年は僕のグラントで給料をカバーするのですが、fringe benefit をカバーできるほど残っていたとは思えないので、ボスの方からもサポートがあります。加えて、後1年でグラントが終わってしまいます。それも理解した上で提案してくれたの思います。



涙が出るほどありがたい。。。(ノД`)



頑張って、僕と妻の来年以降の給料をサポートするだけのグラントをしっかりと獲得しないといけません。忙しい中、どこまでグラントライティングに時間を割けるのか自信がありませんが、結果を出すことが一番の恩返しですね。


何がともあれ、一緒に仕事ができるというのは楽しい。


ちょうどコラボの仕事でリバイス実験がすごく忙しかったので、その画像解析なども請け負ってもらいました。こちらの人たちが嫌がるような地味で大変な仕事をいやな顔せずにやり遂げてくれたのは本当にありがたかったです。


来週には、新しいポスドクも来ます。以前、紆余曲折を経てなぜか僕がフェローシップのプロポーザルを書かされることになった時の人。このままの流れでいくと僕が一緒に仕事をすることになると思うのですけど、そういうのってどうなんでしょうね。ボスは僕の仕事を分担してくれる人が来るんだから嬉しいことじゃないかという姿勢なんですけど。


一緒に働くなら大人同士のコラボレーションにしたいところ。でもそれって、相手にそれなりの力量があるか、プロフェッショナルな行動をきちんととれる人間であるような場合にしか成り立たないと思うんですよね。フェローシップのプロポーザルを他人に書いてもうことを厭わないようなポスドクが、果たしてそんなことできるのか、不安でいっぱいです。ダメならダメで、華麗に距離をおけば良いだけの話なんですけど、僕はその辺の距離の取り方が苦手です。当の本人はどう感じているのでしょうね。それ次第かな。


再び、人の出入りの多い季節が来ましたけど、今年度は自分の進歩を感じることができるようになりたいものです。