今日は今現在行わせていただいているモーグルスキーのコーチ業とはどう言うものかを書いてみようかと
スポーツのコーチと言うと、現場で指揮をしているイメージを強くあると思います。が、それは自分たちの競技の場合、1年365日のうちのわずか15日間ぐらいであり、それ以外の時の途切れることのない雑用がメインの仕事と言っても過言ではありません。
具体的には;
<事務作業>
・長期計画の作成(長期、中期、短期)
・年間計画の作成 (トレーニングの組み立て、合宿、試合、などなど)
・連盟との調整ごと
・予算に関すること
・スタッフの配置と業務内容の仕訳
・他国との折衝(合宿先の環境整備など)
・合宿、遠征ごとの資料作成
・合宿、遠征の予約業務(国内外の移動手段、宿泊先、トレーニング施設などなど)
・国際スキー連盟、各国コーチ陣とのコミュニケーション、連携
・情報収集
・精算業務(合宿、遠征ごと)
・勉強(スキーのこと、身体のこと、経理などなど)
・選考基準内容の立案
・エントリーの確認
・TCM(チームキャプテンズミーティング)への出席
・コース作成&メンテナンス
・運転
・宿泊先との折衝(Airbnbで予約する事が多いので)
・買い出しなど
・スキー場、他国コーチ陣との打合せ
・OC(大会組織委員会)での情報収集及び、精算業務、食事時間の確認などなど)
・日々のスケジュールの確認、人材の配置、時間などを決める
・ビデオ、チームミーティング
上記に加え、移動時のトラブル処理(飛行機の遅延、キャンセル、ロストバゲージへの対応などなど)、怪我人が出てしまった場合の対応
ざっくり書いてみましたが、一つ一つがかなりの仕事量であったりするので、合宿、遠征中のオフの日はあくまでも肉体的なオフにはなりますが、逆に言うと練習日の疲れや時間的に出来なかった事務作業を行う日になるので、休みと言う休みはありません。
個人的には帰宅している期間は、よく戦争映画などで戦士が自宅に戻り家族と団欒しているようなシーンがありますが、それと似た感じだと思います。(わずかな骨休めの時間)
上記はどのスポーツの競技団体においては同じだと思いますが、裏方の雑務の時間が以上に長く実際の対面での選手に対するコーチング時間と言うのは、上記すべての業務をこなした上で行われるわずかな時間となります。
よく色々な国に行けていいね!と言われます。 景色もよく素晴らしいところに行かせてもらえるのはありがたいとは思いますが
景色をゆっくりみたりする時間、余裕がないのが現実です。
<例>
現在の合宿先ニュージーランドでの日々の流れ
6:00 起床〜(朝食、お弁当の作成)
7:20 宿出発
8:15 スキー場到着
8:50〜 コーチング(フラット)
10:00〜11:00 コースメンテ(スコップ作業、雪が硬いと地獄です...)
11:00〜12:30 コーチング
12:30〜13:00 コースメンテ
13:00〜15:00 コーチング
15:00〜15:30 コースメンテ
16:00〜17:00 運転
17:00〜19:00 晩御飯、ビデオチェック、シャワー
19:00〜21:30 全体ミーティング〜個別ビデオミーティング
21:30〜22:00 翌日の準備、急ぎのメール対応など
22:30 就寝(朝が一瞬でやってきます...)
見ていただいての通りかなりな責任に加え、休日出勤、残業代など当然ない完全ブラックな仕事です.... が、楽しく自由にやらせてもらってます。


