■秋田県立大学・秋田キャンパス(秋田市下新城中野街道端西)
秋田県には公立大学がたくさんある。県立大が3キャンパス、公立美大に国際教養大まである。
一方で4年制私大は、ノースアジア大(と、そのキャンパス内に同居する系列校の看護福祉大)だけだ。
その辺の事情には触れないでおいて、キャンパスに触れよう。
名字から推察されると思うが、場所は市内であって市内ではない。
秋田駅から電車に乗って3駅、追分で降りる。結構遠くまで来た感。
そこから徒歩20分ぐらいだろうか。
まずは車がビュンビュンな国道7号を歩き、西に折れる。住宅街だ。その端っこにたどり着く。そこからさらに、森の中へ消える道。
蛇行しながら下って行くと、木々の間に塔屋が見えてくる。なんというか、デ・ステイル派的なタワーだ。
どうでも良いことだが、秋田の公立大は居抜きで入った国際教養大をのぞいて、キャンパス設計が似ている。(あと、秋田県立大八郎潟キャンパスも行ったことがない)
とにかく、みな円形広場。回りに湾曲した校舎。そしてシンボリックな塔。入札要件のデフォルトなのだろうか。
しかしながら秋田県立大四天王のうち、ここ秋田キャンパスが最強だと言って良いだろう。
とにかく広々としている。
建物だけではなく、その配置や広場も含めたキャンパス全体のデザインで見せようというなら、やっぱり広い方が良い。
でまあ、凸側を向けて出迎えてくれる本館とタワー。
くぐり抜けて中央広場に向かう。
池がしつらえてあっておしゃれ。
校舎の湾曲もおしゃれ。
結構広い広場中央には真っ赤なよく分からないオブジェ。
さすが秋田、雪国と言うべきか、各校舎は空中連絡通路で結ばれているのだが、通路にはカラフルなポスター?がデフォルトで飾られているようで、大変カラフルだ。
その向こうは広大な芝生。
冬は大雪原、ということなのだろうか。それもまた見てみたい。
さらに進むと農場やグラウンドのエリア。
その向こうには風車が見える。ということは、海が近いと言うことだ。
青いキウイ鳥のようなオブジェも見える。倒立したおたまじゃくしかもしれない。
振り返って、茫漠とした空間を確認し、来た道を戻る。