せ・・・・せんせい
腰がいたいんです!1時間くらい前に急に腰が痛くなったんです。
えーどうしたんですか?急にですか!
はい!一時間前から急に痛くなりました。
みなさんこんにちは金花堂クリニック院長のモゲル丸です。
さて皆さん。お医者さんって患者さんの病気を診断して治療するのがお仕事なのですが
その診断をする際には患者さんをいつから診ているのかご存知でしょうか?
①診察を開始する前
②椅子に座ってから
③検査をしてから
さてどれでしょう!
1番か2番で迷われる方が多いと思うのですが
実は①番が正解なんです。
お医者さんは患者さんがドアを開けて入ってきた時
いやドアを開ける前から患者さんの状態を見ています。
どんなことかと言うと
患者さんがドアを開ける前廊下を渡って診察室に向かいますよね。
その時診察室から聞こえる音から診察は始まっています。
だれだれさーん
って呼びますよね。
そうすると はい!と返事をします。
そのはい!というお返事を聞くところから診断は始まります。
かかりつけの患者さんなら
はい
という返事であれ?いつもより元気がないな?
あれ?声がかすれているから風邪かな?
返事がない時なんかはどこかものすごく痛いんじゃないか
または聞こえない脳の状態なのか?
色々なことを頭に思い浮かべます。
そして診察室にはいってくるときには
足を引きずっていないか、ふらふらしていないか、痛い場所を手で押さえていないか
を確認します。
ここまでで大体急な病気のあるなしが大体検討が付きます。
つまり患者さんが診察室に入るときには急を要する状態かどうかを
すでに判断しているわけです。
椅子に座るときのうずくまって座るのか楽に座っているのか
痛くてじっとしていられないのかを判断します。
常連の患者さんになると玄関からおはようございますと入ってくる声だけで今日は
これこれできたんだなーってわかるようになります。
それ以上になるとそろそろあの方がくるよなーって予感がするときもあります。
おもしろいでしょ^^
まさに家族ですね。
お医者さんの仕事は患者さんが今どんな状態にいるのか
どうして痛いか?
痛みで悩んでいるのか、悩んでるからいたいのか?
どうやったら治るのかを一生懸命考えなくてはいけません。
家族が痛くてなやんでいるのにどうして悠々としていることができるのでしょうか?
1分でもでもながく1秒でもはやく患者さんの状態を
把握してあげたいですよね。
なので患者さんは診察室の扉を開ける前から
今日はどうしたのかな
と考えながら診療に励まなくてはいけませんね。
昨日今日と岐阜では雨が降りました。
じめじめした梅雨にはいりますが
みなさん雨なんかに負けず
元気な一日を過ごしてください。
モゲル丸が愛をこめて♡