出張先を22時頃に発ち、JFK経由で羽田着のケースの記録です。
ただし羽田便の欠航の影響で米国乗り継ぎ時間が12時間もできてしまったという残念なケース。
当時はまだ米国入国に搭乗の前日以内に受検した陰性証明が必要、日本入国には第一区間の搭乗の72時間以内に受検した日本政府指定フォームの陰性証明が必要、という状況。出張先の地で日本政府指定フォームの陰性証明を発行してくれるクリニックでは証明書の発行が受検翌日の14時頃になるため、いつも利用する早朝便だと、搭乗の前々日に受検、前日の午後に証明書をピックアップというスケジュールとなり、この証明書は米国入国用としては適用できなかった。よって帰国のためには日本用と米国用の2回のPCR検査を受けていた。
今回は22時頃の出発なので、その前日に受検、搭乗当日の14時頃に事務所を出て、空港に向かう途中でホテルでデポジットしていたスーツケースをピックアップした後にクリニックに回って証明書をピックアップした。1枚の証明書で用が足りたのは良かったところ。
空港には18時頃に到着。チェックインで第一区間(そこからJFK)、第二区間(JFK-羽田)の搭乗券をもらい、手荷物検査をスムースに終えてラウンジに入るも、予想したとおり食べ物は小袋のスナックしか無い。コロナ前はベーグルとバナナがあり、機内食にありつくまでお腹を満たすことができたのだけど、サービスは元に戻っていない。とはいえラウンジは客で満杯なので、ベーグルとバナナが戻ってくる日も近いかな。
ラウンジではプリッツをつまんだものの満足にお腹を満たせないため、ラウンジを早々に出て空港のフードコートに向かうも、こちらも混雑。ぐるぐると回って探ては見たものの、
惹かれたものの、日本に帰れば半額で半餃子つきの美味しいラーメンが食べられると思うと考えちゃう。そもそもテーブルに空きがないので食べられない。
結局、コーヒーショップでテイクアウトするくらいしか思いつかない。コーヒーと一緒にチョコクロワッサンを買おうか悩んだもののコーヒーの小サイズで我慢。搭乗ゲートに向かう。
やがて搭乗。座席は1Bで隣席の1Aは若いインド系の方のよう。食事でベジミール頼んでた。
そして待望の夕飯。
CAさんの説明では「野菜添えのチキン」というなんとも雑な料理名。この他の選択肢はラザニアでした。袋に入ったパンのようなものは固い・・・せんべいのような・・・パンなのかな、空腹の私も残しました。まぁ、ユナイテッド系の航空会社なので、料理には期待していません。チキンのお陰でお腹は満足。
その後、ほんの数時間寝てJFKに着陸。寝不足で体調悪。到着後の機内アナウンスが終わると、隣席の若者が荷物のピックアップのカルーセルは何番と言ってたかと聞いてきた。すまん、聞いてなかった。機内アナウンスは超早口だし、スペイン語、ポル語、英語でまくし立てられるので真剣に聞いてないんだよね。
これから客が降機しようという時に、
1Bの席の目の換えにナイフが落ちたままというのも日系では考えにくいクオリティであります。
飛行機の扉が開いて、いよいよ12時間を過ごすニューヨークに上陸。到着したのはターミナル4。朝4時頃ということもあり空港は空いていて、入国審査場(の途中のあるトイレに向けて)歩いていると、突然後ろから声を掛けられた。知り合いが誰も居ない筈のところで声かけて焦るというかびっくりしていると、声の主は1Aに座っていたインド系の若者。「荷物のベルトはNO.6って言ってたよね」、いや、知らん。行けば判るから、そんなに心配しなくて良いよ、若者。
入国審査ではいつもよりも質問が2, 3多かったものの、日本のパスポート+トランジット目的ということもあり難なく入国。
預け入れ荷物が出てくるカルーセルはNo.6でした。良かったね、若者。きっと迷わずピックアップできたね。
ひょっとすると自分が搭乗する羽田便より前に他の空港に向かう便がありANAのカウンターは空いているんじゃないか、と淡い期待を胸にスカイトレインに乗りターミナル7に移動。インフォメーションを見ると。。。
ANAのカウンターのオープンは私が乗る羽田便の出発の3時間前の12時。知ってたよ、知ってた。
搭乗券はあるもののスーツケースがあるために空港の制限エリアに入れない。この時点で朝の5時頃。
2晩続けての寝不足であったため、カウンターが開くまでの残り7時間をホテルで休めないかなと考えたり、ゆっくりできるスタバがないかしらと考えて、8つあるターミナルビルを視察することにした。スーツケースを引き連れて、ターミナルを繋ぐスカイトレインに再び乗車。
ターミナル1って、とにかく1番なので何か揃っているのではと期待したんだけど大した施設は見つからず。JALはここに発着しているようです。ターミナル2はスカイトレインの窓からLCC系の航空機が並んでいるのが見えたので、施設は簡素だろうと勝手に判断してパス。ターミナル4はさっき自分が降り立ったところ。ここの到着階のダンキンには以前お世話になったことがある。5:30の開店をまち、お腹を空かせた人達が遠巻きにスタッフの動きを追っている感じ。
ターミナル5は建物が大きいことと、ホテルが併設されているので期待したんだけど、ホテルは綺麗すぎて高そうということで躊躇。200ドルくらいまでは払うつもりでいたけど、空港周辺の古いホテルの相場から考えると、とても手が届きそうにない。ターミナル5にもダンキンはあるんだけど、ここの添付はターミナル4より小さいくせに客が多い。ホテル内のスペースの椅子ですこし休憩したのち、結局、ターミナル4のダンキンにしようかと再びスカイトレインでぐるりと戻ると、その頃にはダンキン横の売店も開店しており、そちらでフルーツとブリトー、ジュースを調達してビルの壁よりのところに腰掛けて朝食タイム。
ターミナル4には荷物を預けるカウンターもあり、24h開いているらしい。スーツケース1つ25ドルって書いて有ったような。ここに荷物を預け、Skytrainと地下鉄を乗り継げばマンハッタンに行ける。
時間はあるし予算もある。お腹も満たされたけど、寝不足で体力が無い。。
マンハッタン行きはあきらめてターミナル7に移動すると、数少ないベンチに空席を発見。ここに陣取り、暫し睡眠。
気づいてみると12時まであと僅か。ANAカウンターのオープンの案内放送もあり、ANAカウンターの方では賑わっている様子。
慌てて行く必要はないよねぇと思いつつも、早く落ち着きたいという気持ちが出てしまい、お世話になったベンチから立ち上がった。ベンチの後ろにサービスコンセントを発見。あぁ、ここでならPC作業できたじゃん。
で、ANAカウンターにスーツケースを預け、スマホで事前に申請していたファストトラックの内容を確認して貰いチェックイン完了。会社の金でビジネスクラスを利用しているうちに中身は平民のままステータスだけ上級会員になった私、JFKでは初となるファーストクラスラウンジのインビテーションを頂戴したものの、
テーブルにあるQRからメニューを見て料理を注文できる筈が、この時間はサービスしていないとのことで、結局、並んでいたサラダとスープをつまんだ程度。私がラウンジの最初の客だったようで、料理がサーブされないのも尤もではあります。
M&Mもありました。
ラウンジで一仕事た後、スタッフにシャワーの利用をお願いすると、ビジネスクラスのラウンジに案内していただき、
ひげを剃って、ズボン以外の全てを着替え、マスクも取り替えてさっぱり。ロスのラウンジではコロナでシャワーが閉鎖されていたので、JFKで使えるかが気になっていたけれど、快適な設備が利用可能でした。
シャワー室を出た頃には丁度、搭乗時間。
JFKターミナル7の免税店は、半分がまだ閉まっている感じ。酒やチョコ、ニューヨークのお土産は買えるけど、カバンやブランド品の店はシャッターが降りていた。開いていたらまた無駄にカバンを物色していたと思われ、私には幸運だったのかも。
ゲートでANAの地上係員の姿を見た段階で、もう日本にいるような雰囲気。そして搭乗。
席に着いてジュースをいたいだいて、、、
離陸の瞬間までは起きていたのかもしれないけど、いつのまにか睡眠。離陸時のかしこまった姿勢のまま、シートベルトの肩ベルトもつけたまま。とにかく気がついたら自席の目の前にメニューが置かれていて、周りの席では食事の準備が進んでいる。
「お目覚めですか」と声を掛けられてノンアルコールビールと和食を注文。
美味しく頂きました。
そのときは気づかなかったんだけど、CAさんはマスク、手袋はしているものの、ガウンやフェイスシールドの着用は止めたようです。いかにもサービスし難そうな装備でしたので、それが無くなって見ている側も落ち着きます。
また、以前は料理に被せられていたカバーも無い。おしぼりが温められた布製のタオルではなく使い捨ての紙おしぼりであることは変わらず。
北海道の脇をかすめるころに
とどめの和食を美味しくいただきました。
ビジネスクラスは満席ではないものの客は多く、私が座席の事前予約をした際に残っていた窓側の席は翼の上だけだった。
B777の大きな翼ごしに羽田のターミナルビルが見え、到着。
地上側の受け入れ準備のために降機には少し待たされたものの、ファストトラックを申請していた私は降機から入国審査を終えるまでの所要時間は僅か20分。空港ターミナルビルの端まで歩かされることに変わりはないものの、水際対策の見事なオペレーションです。コロナ禍を引き摺る中での航空サービスと水際対策、お世話になりました。



















