
アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁 (TSA:Transportation Security Administration)がスーツケースを開けて荷物をチェックしましたよ、とのお知らせ。簡単に言うと、「米国内の空港で乗り継いだ際に、あなたの荷物は怪しげだったので勝手にスーツケースの鍵を開けて中身を見せてもらったぜ」という、怪盗キッドの置手紙のようなもの。
さて、どうして勝手にTSAが旅行者のスーツケースを開けられるかというと、旅行者の多くはTSAロックというTSAが合いカギを持っているスーツケースを使っているから。TSAロックに非対応のスーツケースは、鍵を掛けないことになっています。さもなくば、TSAは鍵を壊してでもスーツケースをこじ開けます。(TSAがこのチェックを開始した直後に何も知らずままTSAロック非対応のスーツケースに鍵をかけたら、ベネズエラの空港で鍵を壊されたスーツケースが出てきて驚いた驚いた。アメリカン航空に文句を言ったら「私たちじゃない」と返されて、その時は理由が判らんかったっけ)
度々米国を通過する私の荷物たちも、赤色のTSAマーク入りのTSAロック使用のスーツケースや鍵を使っています。



あ、ダイヤル式のワイヤーキーが開錠した状態の写真ってことは、ダイヤルのこの番号で開錠できるってばらしていることになりますな。写真を撮りなおすのは面倒なので、構わずUpします。飛行機に預けた際に誤って荷物が散乱するのが嫌で施錠しておりまして、預け入れ荷物に貴重品は入れておりません。
あぁ、前置きが長かった。
どうして突然にこんな記事をUpしているかというと、ちょっと驚いたことがありましてね。
今日、スーツケースを開けようと思って、秘密の場所から鍵を取出し

(全て出張用のスーツケースやら鞄やらの鍵)
この↓スーツケースを開け閉めして気づいたんだけど

使ったのは、この↓キャリーバック用の鍵だった・・・

その後、何度やっても

これが

これの鍵で開け閉めできる。おいおい。
良く見てみると、


どちらもTSAのマスターキー?の番号がTSA002なんだよね。
さて、これは偶然だろうか。
それとも私は世界中のTSA002番のスーツケースを開けられるマスターキーを手に入れていたのだろうか。