最近は、住民移転は少ない方が良く、樹木の伐採は避け、歴史的建造物は保存し、教会やお墓には触れない…のが当たり前なので、交通システムは幅員の広い道路に居れるのが通例。このため、現場踏査で見る物といえば、邪魔になりそうな建物だったり、路線と交差する高架道路であったり。
また、毎々の悩みは車両基地。軌道系交通システムが必要とされるほどに成長した街に、車両基地を作るような何ヘクタールもの平坦な空地がそうそう有る筈がない。
3週間前にこの地に到着してから、探し続けていますよ。車両基地用地。
こっちはどうだ?と道に分け入ったらゴミ捨て場だったり。

この先、空地が広がっていそう!と、どんどんと山に入っていったら

水の音が・・・車両基地に洪水は大敵なんだよね

しかも、水はきったねえし。

写真じゃわからないけど勾配も急で基地には不向きだったり

地図によると平坦な土地が広がっている筈なのに、汗だくになって着いてみれば急斜面にとうもろこし畑があったり

山の中を彷徨っていたらトムソーやが暮らしていそうな風景に出会ったり

なかなか良い場所が簡単に見つかるものではありません。
犬に吠えられたりもします。狂犬病が危ないので、マニュアル上は近づいてきたら蹴ることになっていますが、幸い、蹴った経験はありません。それよりも暑い国なので、ひょっこりと○ビでもいやしないかという方が怖い。気づかずに尻尾を踏んでしまったりしやしないかと。(どこからが尻尾なのか判らないけど)車両基地を探す過程では、なぜか高速道路を歩いていたり

機関車トーマスで見たような車を見つけたり、という経験もしています。

そんなこんなで、今日のところは、

ここでいっかぁ、という場所を見つけました。
革靴がドロドロになるまで日本人が頑張って歩き回っていた頃、ローカルのドライバー君たちは、

野生のマンゴの木に石を投げて、実を落として収穫するのに熱中しておりました。