犬の避妊・去勢手術をすべきか否か ~その2~ | ジャックとカーディガンとフォトブログ

犬の避妊・去勢手術をすべきか否か ~その2~

【犬の避妊・去勢手術をすべきか否かについての記事の追記。】
[犬の避妊・去勢手術をすべきか否か]についての前回の記事はこちら



こちらから巣立った飼い主様からいただいた情報と、その後こちらも調べた情報も合わせて、
参考になりそうなページのリンクを記載します。
全てを鵜呑みにするのはいささか危険な気もするので、元の自分の考えもしっかりと持ちながら冷静な判断を持って各ページを読んで下さい。

【避妊・去勢手術に対する獣医さんの意見のページ 1】


【避妊・去勢手術に対する獣医さんの意見のページ 2】


【避妊・去勢手術に対する獣医さん(TVによく出演している野村潤一郎先生)の意見のページ(ブログのコメント欄にて)】

2007年のアメリカの論文「犬の避妊・去勢による健康上のリスクと利点 ~長期観点から統計調査~」の和訳ページ


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「全身麻酔について」
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全身麻酔による犬の死亡率は、
およそ 0.1%(1000頭に一頭)のようです。
その中で老犬、病気で体が弱った犬もいるので、
健康で若い犬が全身麻酔で死亡する確率は、
おそらくそのうちの1割程度、
0.01%(1万頭に1頭)くらいではないかと予想しています(全くの勝手な予想です)。
ですが、その確率でいくと・・・
年間JKCに登録されている犬が約30万頭として、
登録されていない雑種・MIXなどを含めると、
そのうち避妊・去勢手術する犬が、
少なく見積もってもおそらく年間10万頭はいるとして・・
日本で年間、避妊・去勢手術で亡くなる犬が
少なくとも10頭はいるという計算になるでしょうか・・・
明確なデータがないので丼勘定ですみません。

こちらがお世話になっている動物病院では、
外から普通に見えるガラス張りのオープンな部屋で手術を行なっていて、
こちらの犬が全身麻酔で手術をする機会があった時、
眠りに落ちていく様子から復活するまでの様子の最初から最後までを見せてもらう事ができました。
(ちなみに帝王切開は全身麻酔でなくリスクの低い局部麻酔で行なってくれるという技術の高い病院です。)

その時の様子は、とても強く記憶に残っています。
眠っている様子とは何か違う、仮死状態というような感じで、
見ていて,もしかするともうこのまま起きてこないのではないかという感覚を覚えずにはいられませんでした。
見せてもらえる機会があったらおそらく"99%の飼い主様は泣く"と思います。
このような貴重な体験は滅多にないと思うので
もし見せてもらえる場合は、見せてもらうべきだと思います。

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こちらの希望としては、
飼い主様自身が勉強したり調べたり、いろんな人の意見や経験を聞いたりして
自分の意志で決めて欲しいと思っています。


[現在のこちらの考えとしては]

正直なところ「分からない」という答えです。

ただ、病気の予防という意味では、
結局したほうが良いのか良くないのか分からないという点で、
特にする必要はないのではというのがこちらの意見です。

飼っていく中で去勢・避妊手術をしていないと何か不都合な事がありそうな場合(多頭飼いや、住環境、♀の出血、他)や、
暮らしていく中で手術をしたほうが良いと思うような場面に出くわした時にはするべきだと思います。