後半も見応えがありました。

死んでしまった父親の、隠し子が登場したりで、
愛人のホリーにむかつく場面もあるけれど。

 結局、どう考えても、死んでしまった父親が、
罪深い。
 
会社を立ち上げ、子供5人に妻を愛し、
みんなに尊敬されていた父親だけに、
死んでしまった後に、愛人や会社のお金の使い込み、
そして、隠し子まで。

 死んでしまっては、文句も言えない。
思い出すのは、また、良い想い出だけ。
 この怒りと恨みを、誰に向けたらいいのか。

自分に置き換えると、若干、気分が悪くなる。

夫は、家族を裏切っていないと信じている今、
もし、夫が死んでしまい、自分を裏切っていたとするなら。
 それなら、いっそ、生きてるウチに知りたかったと思う。
生きているのなら、文句も言えるし、離婚も出来る。
 
 どれだけ尊敬されようと、この父親のやった事は、おぞましい。
妻に手紙を残し、「この家族を愛してた」なんて、
よくもまぁ、抜けぬけといえたモンだ。

 長年、妻・子供を裏切ていたクセに、
自分は家族と妻、そして愛人の愛情を享受して死んだなんて。
 ホント、許しがたい。

 このドラマに出てくるキャラは、みんな愛おしい。
愛人のホリーでさえ、キュートだ。
 みんなハチャメチャなのに、許してしまう。

でも、この死んだ父親だけは、許せんっ!!!

あ・・・熱くなってしまったわ。
考えれば考える程、腹が立つのよねぇ~。

キティは、ロバート上院議員と恋に落ちる。
サラは、夫ジョーとの関係に悩み、異母妹の存在にかきまわされる
トミーの妻、ジュリは、トミーの弟たちの精子でもって、双子を妊娠するが、
早産で一人を失う。
ケヴィンは、俳優の恋人と、別れる。
ジャスティンは、再び、イラクへと旅立つ。

 あまりにも、出来事が多過ぎて。
正直、1話観る度に、ブログにUPしたい事があるんだけど。
続けて観てしまうので、書ききれない。
 
けれど、このドラマには、良い言葉がけっこう詰まってて、
ハッとさせられる事が多い。
 
ケヴィン関連で描かれるゲイについては、またgleeのカートとは違った
描き方をされてて、興味深い。
 ケヴィンの恋人の俳優が、ゲイだとカミングアウトするまでの過程は、
リアルで、難しい事だと感じた。
ジャスティンでは、兵士について、その厳しさと覚悟について、
考えさせられた。

 イラクに行く前に、さよならを言おうとするジャスティンに、
母ノラは、
「さよならは言わない。帰ってくるのよ。
アナタは、戦場で、みんなに大丈夫って言うでしょう?
そんな風に、自分にも大丈夫だって言ってあげて」
けれど、ジャスティンは、
「そんな事、言えない。それは、嘘だからだ」
 
 このドラマは、解決しているようで、何も解決していない。
けれど、そうやって、人生を歩んでいく家族が描かれていく。
 でも、そんなものなんだと、私は、この年になって、
なんとなく感じ始めている。

昔は、すべてに答えを求めていたし、すべてを解決したがった。

だけど、そんなものは、まやかしだし、
難しいこと。
 
みんな何かの問題・悩み・曖昧さを、
抱えもって、人生を歩んでいく。
 そんな人生を歩きながら、笑い、喜んでみたり、
大きな壁にぶちあたる。
 そんなものなのだ。

 そして、ソーイが言うように。
「時がたてば・・・」
 時が、あらゆる感情を、風化させてくれるのかも知れない。

 シーズン1に限っては、1話1話が、濃厚で、飽きさせない。
笑いもあれば、涙もある。
 こんな家族嫌だ・・・と思う事もあれば、羨ましいとも思う。
近くにいながら、家族ではない、
愛人ホリーと、その娘レベッカの、心境に近いのかも知れない。

 私は、姉・妹・弟がいる。
つまり、4人兄弟の真ん中。

 姉や妹との関係は、サラ&キティと似てるので、
さほど、うらやましくは思わないが、

 トミーやケヴィンのようなお兄ちゃんが欲しかったなー。
そして、弟が、ジャスティンみたいに、可愛かったらなー・・・・と、
たまに、お得意の妄想に馳せてみたりもするが。

 最後は、みんなで、プールに飛び込む。
何も解決していないけど。
 全部抱えて、飛び込んじゃえ~!!の精神が、
私は、やっぱり好きだし、見習いたいとも思う。


ホント、感情のままの、文章ですんません。
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