私の防災・その26 障害児でも身に付けておくべきこと | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その26 障害児でも身に付けておくべきこと

千葉県で大規模な障害者施設の集団感染が起きました。


首都圏の4都県で自粛を呼び掛けた時に千葉県の森田知事は「千葉県はそこまで切羽詰まった状況ではない」と東京都への移動自粛に留めて県民の外出自粛迄は呼び掛けませんでした。
実際には目には見えないところで感染は拡がっていたことを突き付けられたような状況になってしまいましたが。

生活の全てに人の援助を必要とする高齢者や障害者を、集団生活を送るなかで守るのは至難の技です。
特に今回は衛生環境を整える為に必要な消毒薬やマスク等を入手するのも難しい状況ですし。

今回の集団感染が起きた施設は主に知的障害者のための施設とのことで、今後の対応も障害特性から色々と難しいところがあるようです。


私はもえもえを育てて行く上で心がけてきたことが幾つかあります。

「可能な限り様々な状況、環境、多くの人の手を借りることに慣れておく」
「マスクや帽子、手袋を(TPO に合わせて)使用することに慣れておく」
「(見本があれば)手洗い等をきちんと出来るようにする」

もえもえはいずれ私達親の庇護を離れて他人の中で生きていくことになります。

出来るだけ私達が元気な内に、もえもえが暮らしていきやすいように環境を整えるつもりではおりますが、災害時や今回の新型感染症の流行など非常時には、平常時の対応はしてもらえなくなると覚悟しなければなりません。

その為に、もえもえには「上手に助けてもらいながら自分を守る力」を身に付けておいてほしいのです。

災害弱者と言われる人ほど「その時に助けてもらう為の準備」が必要だと思います。

障害特性から身に付けさせたくてもなかなか難しい方もいらっしゃいますが、可能な限り様々な体験を積み、人と関わり、色んな場所を知ることで、いざ非常時となった時に少しでも対応する幅を広げられるのではないかと思います。

子どもを守ると言うことは、自分の腕の中に抱え込んで外の世界から切り離すことではなく、その子に合わせたやり方で外の世界と繋げて行くことが最終的には一番大きな守りになる。
私はそう考えています。