私の防災・その18 災害時の医療的ケア | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その18 災害時の医療的ケア

もえもえは小さい頃は吸引器を使用していましたし、口から食べられるようになるまでは食事もチューブによる注入でした。
ですが、現在は比較的軽い食物アレルギーがあるのと食形態の調整が必要なくらいで、その他医療的ケアは必要なくなりました。
でも、もえもえと同じ病気のお子さんには気管切開をしていたり、呼吸器や吸引器を使用している子もたくさんいます。

医療的ケアを行うのには日常生活の中ですら色々と気を使います。
吸引器や呼吸器などは電気を使いますから、停電したら止まります。
清潔を保つためにきれいな水や細々した備品も必要だったりしますが、災害時には断水したり、道路や鉄道が被害を受けて流通が止まり、必要なものを手に入れる手段がなくなることがあります。
ただでさえ大変なケアをしているのに、実際に災害が起きた時にどれ程大変な状態になるのか、考えるのも放棄したくなるかもしれません。
でも、大切なお子さんを守れるのはやはり親御さんです。

災害が起きてからでは対処方法を調べることすらままならないでしょう。

停電、断水、流通の麻痺等が起きた時に医療的ケアを継続するために出来ることは何か、どんな代替方法があって、何をしなければならないのか、その為に備えておかなければならない物はどんなもので最低どのくらいあれば良いのか、把握できていますでしょうか。
是非、災害が起きる前にきちんと調べて準備しておいてほしいと思います。

また、家族の普段のケアで日常生活をほぼ健常児と同じように送れているアレルギーのあるお子さんや喘息など外見からはわかりにくい病気のお子さんも実はたくさんいます。

災害時には様々な人が避難所で共同生活を送らなければならなくなりますが、その時に避難所を運営する健常な大人たちにも配慮を必要とする人々の存在と、適切な対処方法があることを知っておいてほしいと思います。

⬇のNHK の記事が参考になるかと思います。