2007年夏、2年間かかって歯科矯正を終えた。
そして、2年間勤めた薬剤師としての任務も終えた。
会社を退職したのです。
好きで入った薬学部。
そして進んだ薬剤師の道。
決して楽ではなかったけど、わたしにとって この仕事より大事なものがあった。
モデルになるという夢のため、
学歴や資格なんて捨ててやる。
矯正が終わってすぐ、オーディション用の写真を撮りに行った。
写真が出来上がって、モデル事務所に 片っ端に履歴書を送った。
ネットから応募できる事務所も多かった。
しかし、年齢制限が引っかかることも多く、
一次選考でも何社も落ちた。
ヤケクソになってた頃に、1本の電話。
「今週中に時間作れる?」
あるモデル事務所の社長だった。
話し方からするとかなり若い。
最初は、今週中に面接してくれるって話だったのに
最後のほうには もう採用の方向で話が進んでる。
電話でプロフィール作成まで始まった。
しまいには芸名の話にまで及んだ。
所属にかかる費用の話になったとき
なんか異変を感じた。
わたしは この事務所には魅力を感じない…
所属はあきらめた。
もうすこし他で頑張ってみようと思った。
その2日後、別の事務所からオーディションの知らせの電話が。
誰もが憧れるあのトップモデルが所属する事務所だ。