書評:0526「能」安田登 新潮新書

テーマ:

分野: スポーツ・芸術

評価: 4

 

ストレートなタイトルの通り、能の魅力を能楽師である著者が語る。

 

能は、約650年前の室町時代に観阿弥、世阿弥により大成された芸能である。戦国時代、江戸時代を通して少しずつ形を変えながら長きを生き抜いた文化は世界でも珍しい。本書では、能の歴史や面白さをやさしく解説している。松尾芭蕉や夏目漱石の創作は能に裏打ちされているという。

 

能の魅力を平易で親しみやすい文章で語っている。「能面のような顔」という比喩にも表れる能面が、能楽師が被ると様々な表情を見せるということに興味をそそられる。摺り足の話や能楽堂の解説も面白い。

 

初心者には取っつきにくそうに思われる能を、見てみたいと思わせてくれる。

 

 

評価
  5:大変面白い、名作
  4:かなり面白い
  3:普通に面白い
  2:あまり面白くない
  1:全然面白くない

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