☆ジョジョの奇妙な冒険 第5部
黄金の風

第6話「ムーディー・ブルースの逆襲」

 

※この作品に関して原作を知らずに
アニメを見ている人はいないかと思いますが、
念のため、アニメオンリーの視聴者のための
原作解説を踏まえてレビューしていきます。

 
 

まさかここでアバッキオの過去かよ!?

これ、原作だともう少し先の
マン・イン・ザ・ミラー戦で語ることだったのですがね。
そっちの方が良かったのにな。
(´・ω・`)

5部アニメ、良いアニオリ展開もあるけど、
原作側としては納得のいかない部分も多々あります。


『レオーネ・アバッキオは
高校を卒業するとともに警察官になった。
それは純粋に正義感からの動機であった。

だが、憧れの警官になって間もなく、
アバッキオはこの仕事の大いなる矛盾に気づき始めた。
警官は命をかけて人々を守る。
しかし同時に命をかけて奉仕しているはずの大衆が、
自分たち警官の目を誤魔化して、
盗みをやったり車の人身事故で逃げたり、
パトカーの窓を石で割ったりする』


こういうのって社会あるあるですね。
憧れてなった職業と、その現実の乖離に絶望するパターン。
私も経験があるし。



『彼らは恩知らずで要求がましく、
警官は何をやっていると無責任に批判し悪口を叩く。
警官たちがクソにも劣る悪党を命がけで捕まえても、
大衆のための法律は金さえ積めば、
そいつらを寛大に保釈してしまう。
やがてアバッキオはこの矛盾に学び始めた』
 
きっと最初は信念を持って政治家を目指した若手も、
魑魅魍魎の老害どもの中に放り込まれて
カスになっていくのだろうな。
(´・ω・`)



ある日、違法売春の現場を目撃した時、
アバッキオは売春の経営者からワイロを受け取り、
見逃してしまいます。
 
 

(俺がこいつらを逮捕したとしても、
保釈金を払って出てくるだけだ。
金を払うのが俺へか、
裁判所と弁護士かの違いだけだ)
 
何が悪い?
俺が命がけで街を守っていることに変わりはない。
という正当化するセリフが抜けていますね…。



しかし別の日の夜、強盗事件の通報があり、
現場に向かうとそれが売春経営者だった。

「なあ、よく考えなよ?
俺を逮捕したらアンタがワイロを
受け取っていることもバレちまうんだぜ?」




負い目があるゆえに強硬策に出られず、
その隙を突かれて反撃される。

そこへ同僚の警官が駆けつけて、
アバッキオを庇うと同時に銃弾に倒れ死んだ。




『アバッキオの未来はそこで終わった。
彼は汚職警官として罰を受けただけでなく、
自分の行動が原因で相棒を死なせるという、
降ろすことのできない十字架を背負い、
そして彼は身も心も暗黒へ堕ちていった。
どこで誰が死のうが、たとえ自分の手足が無くなろうが、
心は動かないだろう』


原作ではこの続きに
『ただひとつ、巨大で絶対的な者が出す命令に
従っている時は何もかも忘れ安心して行動できる
(兵隊は何も考えない)』

というのがありますが、アニメでは抜けています。

この1文はのちのアバッキオの行動の弊害に
なるからだと考えられますね。

この考えが根底にあるなら、
『あの行動』は絶対に取らないはずなので。



そしてブチャラティに出会ってギャングに入ったと。
 
 
さて、回想シーンは終わってヨットの上での出来事。


襲われたジョルノも消えた!
しかも消えるような(隠せるような)場所がない!




ナランチャの靴を蠅に変えた
ジョルノの能力が解除されていない以上、
ジョルノは生きていることの証明になる。



下には誰もいない。
敵は安易に隠れているわけではない。

「この敵の能力に関しては仕方ねえ、
ジョルノの言っていることを認めるしかねえようだ。
俺のスタンドで謎を解く!」




ムーディー・ブルース発動!
「5分前のナランチャからでいいか?」
「ああ、そのくらいでいい」



頭のデジタル画面が5分にセットされる。



ムーディー・ブルースはナランチャに姿を変える!



ムーディー・ブルースの能力は
指定した時間にそこにいた人物の状態を再現して、
再生するという補助的なスタンド。


元警官として証拠を見つけるという願望が、
この能力を発動させたのだと私は思っています。
スタンド能力は普通の人には
見えないから立証できないけどねw



刺された対象は空気が抜けた風船のように萎む。
これが敵スタンドの能力。



で、これが敵スタンドのヴィジョンですw

本体はマリオ・ズッケェロで
スタンド名はソフト・マシーン




ここで一時停止。
萎まされてパイプの中に引きずりこまれた。
これが消えた謎。

「敵の能力の正体は解けたな。
後はこのまま追跡してナランチャたちのいる場所を
見つけ救い出し、野郎をぶちのめすだけだな」


「追跡だと!? 待て、アバッキオ!
リプレイ中は攻撃も防御もできねえ無防備状態。
パイプの中に入るのは危険だ」


「ムーディー・ブルースが
どこを移動しているのか位置はわかる。
野郎の近くにいたらお前のジッパーで床を切開して叩け。
追跡しなきゃ敵は倒せねえんだぜ」




ここが追跡の潮時であるとジッパーで床とパイプを切開!
しかし、ムーディー・ブルースの姿がない!


「い、いないぞ! 敵はどこだアバッキオ!?
お前のムーディー・ブルースは何処にいる!?」


「そこだ。自分のスタンドだ。位置はわかっている。
今、その辺りにいる。
俺のムーディー・ブルースは確かにそこにいる」




「バカな。まだ何か解いてない謎があるということか」


スタンドを解除。
自由に動けるようになって壁を叩くとパイプの壁の音!



「パイプを切開しているのにパイプの中!
敵の謎はもう1つある!
それがわかりかけてきた!」




しかし、やられた!www



ブチャラティ、一人になるw


「カモメが飛んでるってことはよぉ。
もう陸が近いってことだなぁ?」


5人を拉致って勝利を確信したか、
敵はブチャラティに話しかけてきました。



「俺はお前のことはいつだって自由に始末できるし、
お前の仲間は生かしてある、仮死状態だ。
ありがたく思え。殺して海に捨てることもできたんだ。
お魚さんたちが食いやすいように細切れにしてな。
お前さえその気なら仲間は元通りになることもできる。
ポルポの隠し財産の在処を俺に教えればな」




「喋っていいのは金の在処だけだ!
それ以外の言葉を一っ言でもその便器に向かった
ケツの穴みてえな口から吐き出してみろ。
一言につき仲間一人殺す! 何って聞き返しても殺す!
黙ってても殺す!
後で嘘を言ったとわかったらまた殺す!」


喩えが笑えるw
英語のスラングで「シャラップ、エースホール!」
直訳すると「黙れ、ケツの穴」ってのがありますが、
それをさらに誇張したような言い回しですね。



「ウミネコだ」
金の在処を聞かれたブチャラティが言った言葉w

「え、どこだって?」
「ありゃあ、カモメじゃねえぜ。ウミネコだ。
どうやって見分けるか、ニャアニャア鳴くのはウミネコだ。
お前はカモメって言ったが、ありゃウミネコの間違いだ」


金の在処、関係なかったwww

ブチャラティが動揺して見せたのはすべて演技で、
時間稼ぎだったのですがねw

「一人ぶっ殺す!」
「やってみろ! てめえが引きずり出されなきゃあなあ!」


アバッキオを探すフリしてジッパーを叩き込みまくったのは、
船底に穴を開けるため!

「アバッキオはお前がどこに潜んでいるのか謎を解いた。
それを自ら証明していってくれたもんでな。
お前がどこに潜んでいるのか、どうやって見分けるのか。
アバッキオの血だぜ。
わざと拳を傷つけて流した血を俺に見せてくれたんだ。
血の流れはデッキの下に落ちていなかったんだ。
血糊は途切れていたんだ。デッキのオモテでぷっつりとな。
つまり、どういうことか? どこに引きずりこまれたのか?」




「もうバレたんだ。溺れるのが嫌ならよぉ。
出てくることだな」


ヨットが!



「船は二隻あった!」
バカミスきたーwww

※バカミスとは
ミステリー小説なのでトリックが
ありえない!そんなバカな!という
突拍子もない展開だった場合に使う言葉。

 

「ヨットの上にもう一隻のヨットを
薄っぺらに被せて隠れていたんだ。
貴様はその表面の薄っぺらの中を移動して
俺たちを攻撃してやがった」




ここで人質作戦w

「そんなシャバい脅しにビクついて
ギャングがやってられるかどうかは
てめえ自身がよく知っているはずだ。
やめれば許してやる。
だが、アバッキオを刺した瞬間、てめえの命も取る」


脅し勝負www



この攻撃は!
ジョルノとのバトルで得た着想!




決着www



Cパートは再び回想シーン。
アニオリです。

「大切なのは結果ではなく、そこに至る道筋だ。
俺のチームに来い。過去に縛られたまま死ぬな」


この言葉をアバッキオが理解できるのはもう少し後ですね。
しかし、その時にはアバッキオは…。
(´・ω・`)

 

 

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