銀河英雄伝説 Die Neue These

第10話「幕間狂言」

 


イゼルローン攻略前は同盟軍の侵攻を黙って見過ごしたのに、
今回の帝国領への出兵話は帝国側に情報を漏らす。

同盟側に傾きかけている軍事バランスを、
帝国側へ戻して天秤を平行に保ちたいのが、
フェザーン自治領主のルビンスキーの思考。



同盟軍が要塞奪取したことで、
帝国内にいる共和主義の機運が盛り上がっている模様。
これを抑え込み帝室の威厳を取り戻すためには、
今回の戦いに勝つしかないと。

今回の出兵を担当するラインハルトが勝ちすぎるのも、
リヒテンラーデとしては困る事態。
これ以上、成り上がりの小僧を増長させたくない。

かといってラインハルトが負ければ、
さらに勢いを増した同盟軍と
今度は自分らが戦わなくてはならない。

色々と謀略の渦が見え隠れしていますねw




同盟の統合作戦本部にて。

遠征軍総司令官は宇宙艦隊司令長官のロボス元帥。
総参謀長はグリーンヒル大将。
作戦参謀はコーネフ中将。
情報参謀はビロライネン少将。
後方参謀はキャゼルヌ少将。

 


実戦部隊の方は、
第3艦隊のルフェーブル中将
第5艦隊のビュコック中将
第7艦隊のホーウッド中将
第8艦隊のアップルトン中将
第9艦隊のアルサレム中将
第10艦隊のウランフ中将
第11艦隊のボルディン中将
第13艦隊のヤン中将


まあ、ほとんど覚える必要のないモブばかりですw
グリーンヒル、キャゼルヌ、ビュコック、ヤン
だけ覚えていればよろしいw



軍事的勝利には麻薬のような作用がある。
なまじイゼルローン要塞をあっさり攻略できたことが、
現在の主戦論を持ち上げる結果となってしまった。

もし、イゼルローンの陥落が数十万の流血の結果なら、
今の事態にはならなかったのでは?

とヤンは考えてしまいます。

「こんなことなら、あんな勝ち方をするんじゃなかったよ」

自軍の犠牲を少なくしようと最大限に尽くした結果、
今度は3000万の兵を死の危険に晒すことになるのは
なんとも皮肉な話ですね。



出たー!www
クソ野郎、フォーク准将www

 

わりとイケメンですねw

旧作品のはこれでもかってくらい小物

かつ糞っぷりが目立つ顔立ちでしたが。


神谷浩史のおかげでゲスさが似合いすぎw
旧作品だと古谷徹だったんですよねw


大規模侵攻である以上、
この遠征の戦略上の目的を聞いたところ。

「大軍を持って帝国領土の奥深くに侵攻する。
それだけで帝国軍人どもの心胆を
寒からしめることができましょう」


「では戦わずして退くというわけか?」

「それは高度な柔軟性を維持しつつ、
臨機応変に対処することになろうかと思います」

 

要は何も考えていない!

 

ダメだ、こいつwww
帝国側の理屈倒れのシュターデンが
まだマシに思えるほどの空想家!




こいつの言っていることはアホすぎて
どこからどう突っ込めばいいのかわからない。
なんでこんなのが准将まで来られたのかが不思議です。



これだけの大軍遠征で、
帝国領の星々を解放して回れば、
たちまち物資が底を尽きると後方作戦の担当である
キャゼルヌの真っ当な意見も、
多少物資が滞ったところで、
占領地の民衆に物資を供給させればいいと楽観思考。

元帥のロボス自身がそもそもアホですからね。
そんなロボスに目をかけてもらえたことが、
フォー糞…ゲフン!フォーク准将が
この席に立てている理由か。


フォークの発言は空想オナニーすぎて
いちいちカンに触るのでここでは明確に記しませんが、
同盟軍が解放軍として大儀に基づいて行動すれば、
帝国の民衆は歓呼して我々を迎える
、らしいwww

その言葉に対して、ヤンの心の声は
「それこそ予測ですらない。
一方的な期待に過ぎない。
帝国人民が現実の平和より空想の自由と
平等を求めているとどうして言える?
遠征計画そのものも無責任だが、
運用も無責任極まれない」


ごもっともwww



いくら政府の決定だからといって、
そんな無謀な遠征計画ならやらなければいいという
ユリアンの子供的な意見に対して、
ヤンが言うのは
「その政治家たちを正当な手続きで選んだのは
他ならぬ130億同盟の市民なんだ」


ここなんですよね。
政府が腐敗するのは、
その政府を選んだ市民に責任がある。
選ばなかった(投票しなかった)市民にも責任がある。




「私も甘かったよ。
イゼルローンを手に入れれば、
戦火が遠のくと思っていたのだから。

この際だから言ってしまうが、
私はこの遠征が最小限の犠牲で
失敗してくれよう望んでいる。

惨敗すれば無用の血が流れる。
かといって勝てばどうなるだろう。
主戦派は付け上がり、
政府や市民のコントロールを
受け付けなくなるのは明らかだ。
いずれ暴走し、ついには谷底へ転落するだろう。

勝ってはならない時に勝ったがため、
滅亡に追い込まれた国家は歴史上無数にある」


シトレ元帥も実は今回の出兵には反対派。
他のモブの将校たちはともかく、
シトレ、グリーンヒル、ビュコック、キャゼルヌ、
そしてヤンくらいがまともな軍人ですね。



アンドリュー・フォークが敵視しているのは
ヤンであることをヤンは気づいていないこの鈍感さ。

「君が自分自身をどう評価しているかは関係ない。
フォークが君をどう思っているかが問題なのだ。

 

今日の会議で彼の人となりはわかっただろう?
才能を示すのに実績でなく、弁舌を持ってし、
しかも他者を貶めて自分を偉く見せようとする。
だが、彼には自分で思っているほどの才能はない。
3千万将兵の運命を委ねるには、危険すぎるのだ。

君の辞表を却下した理由も、
こうなればわかってもらえるだろう。
この事態まで予測したわけではないが、
軍部における君の存在は一層重要さを増したことになる」


口が達者で周囲を貶めて自分を優位に見せる。
フォークみたいなクソ野郎は、
合コンなんかで勝ち組になるには
充分な才能ではありますねw

まあ、それにつられるのは低能な女だけでしょうけどw

「君が軍の最高の地位を占めれば、
自ずと彼のような存在を掣肘も排除もできる。
私はそうなることを望んでいるのだ」

 

これより先の話になりますが。

ヤンはその地位になっても、

軍人主導で事をなしてはならないという考えから、

可決は政府に一任する。

 

しかし政府がゴミだから結局うまくいかない。

ヤンのミスは周囲を期待しすぎたところですね。

もっと自分が自分が、というところを見せていれば

機能したかもしれないのに、

広義的に見て正しいやり方はないからとそうしなかった。

 

たしかに自分が自分が、という行動力があり、

その結果暴走したのが初代皇帝ルドルフだし、

のちに出てくる救国軍事会議ですけどね。

 

要はほどほどに、ということですよ。

 

 

 


帝国領土に攻め入られる側のラインハルトは
余裕たっぷりの笑み。
むしろ、これを戦績を挙げる好機である
部下たちを鼓舞しますw

 



イゼルローンから出てきたばかりの軍を
迎撃するという部下の案に対して、
ラインハルトはいっそ帝国領土の奥深くに
引きずり込んでから叩き、
逃げさせないというえげつない作戦を言います。



新たに麾下に加えた参謀の出番w

 

 


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