評価:B

キャラクターデザインこそかなり改変されていたものの、ストーリーは時代背景の違いによる改変のみでオリジナルをかなり忠実に再現してくれていて安心して見れました。

放送前は、あまりのキャラデザの違いで心配になったのですが、はじまって数話で安心できる出来だと思いましたね。


さてさて、心配になるそのキャラデザの違いとは。
※泉新一

↓↓↓

原作では平凡な優男だったのが、
アニメではメガネ男子というw
これはもうキャラデザだけ見たら不安になるの当然ですよね。

しかし、パワーアップ後は漫画版のイメージと同じ感じで良かったです。

↓↓↓








※村野里美

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私は原作のショートヘアーの方が好きです。
というかアニメ版のチョンマゲヘアーはwww
私はおでこ晒しているタイプの髪形が嫌いというのもありますけどね。


原作の塚原卜伝が無くなっていたのは寂しいですねw

っていうか当時の時代の女子高生でも、普通は言わないと思いますがw






※田村玲子

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田村玲子はあまり変わりませんね。
むしろ田宮→田村への変化がわかりやすくて良かったです。
漫画だとあまり変わった感じがしなかったので。








※君嶋加奈

原作はもろにスケバンなイメージ。
異常に長いスカートでしたし。
不良の光夫たちとつるんでいるからそうなんですが、当時の年代を感じます。

それがアニメでは

超美少女じゃん!

原作の時はさほど可愛く思わなかったし、死んだ時もそんなに気持ちが揺さぶられることもなかったですが、アニメの美少女っぷりでしなれるのは辛かったっす><

死ぬ少し前に新一が白馬の王子になる乙女ちっくな夢を見ますが、スケバンが白馬の王子とかwwwと原作の時は思いましたけど、アニメなら納得の一言。




※光夫→ミツオ

原作は当時の年代の不良を象徴するリーゼントでしたw


アニメでは渋谷あたりにいそうな悪ガキのイメージ。
強そうに感じるのは漫画版ですけどね。

他にも島田とかもかなりイメチェンがありましたが、とりあえずこの五人に絞ってキャラデザ変化を紹介しました。



ここからが作中に関する感想。

この作品は、ただの残虐モノではなく、人類社会の問いかけとでもいいましょうか。
非常に重いテーマを含んでおります。

地球を1つの生命体として考えるならば、
人類は悪質なガン細胞である。
というのは、どこかしらで言われていますよね。

そのガン細胞を浄化する使命を帯びたかのように、突如地球上に飛来した謎の生物。
鼻や耳などの穴から人間の体の中に入り込み、頭部を食って体を乗っ取り、その後は人間を主食として生活する。

一日で人間の言葉を覚えるほどに知能は非常に高いものの、人特有の感情がないため、無計画に食事(殺人)を行なったため、人間側に害虫として察知されてしまい、駆逐されていくことになります。


たとえ地球に人間以外の自浄作用が働いたとしても、既に膨れ上がりすぎた人間(ガン細胞)はそれすらも駆逐して地球最後の日まで破壊し続けるだろう。
そういう警告にも思える終わり方でした。



この作品で語りたい人物はこちら。
寄生生物でありながら人間を理解しようとした田村玲子。
人間でありながら寄生生物の味方をした広川の2人です。



☆田村玲子

本能のままに食事をする寄生生物が多い中、彼女はかなり異質でした。
頭以外に寄生生物を抱えた新一を、他の寄生生物は危険因子として排除しようとするのに対して、田村玲子は興味があるとコンタクトを取ってきます。

自分たちは何のために生まれてきたのか?
と、哲学的な思考を持ち、人間を理解しようと自らを実験体(妊娠と出産)にする。

そんな彼女ですが、人間の本質も寄生生物の本質も理解できていないところがありますね。
田村玲子本人が寄生生物として異質なだけで、他の寄生生物が本能で行動する短絡的なものだと気づけていなかった。

新一とAを引き合わせしまい、その結果、Aは新一を危険因子として判断。日中の学校に乗り込んできて複数人の犠牲者が出ました。


島田を送り込んできた件にしてもそうですね。
田村玲子は人間と同じ食事で凌いでいたようですが、それができない島田を刺客に送り込んだのは失敗。

結果、同級生に獲物を釣る時の顔変形を見られ、それが学校内での惨劇を招いた。
(その前に、ボールに当たった頭を治した時点でマズったわけですが)

と、同時にこれ以降、人間側に寄生生物のことが多く知られることになってしまいました。


倉持の始末を他の寄生生物に任せたのも失策かな。
妻と娘を殺されて極限まで追い詰められた倉持は、新一から得た情報を警察にリークし、あの市街地戦に繋がったわけです。
と、同時に自分も死ぬハメになった。


田村玲子が人間らしい感情を持ち始めたのは、
出産
してからでしょうね。
赤子ができたことで母性が芽生え始め、寄生生物でありながら人間らしくなってきました。

人体は脳以外にも独自に考える機能を持っていると言われています。
出産にともなう肉体の変化が、脳をつかさどる寄生部分に影響を及ぼしたと考えるべきか?


疑問なのは、自殺まがいの死かな。
倉森との一件で正体がバレたとしても顔を変えて潜伏できるはずなのに、どうして逃げなかったのか。
私にはそこだけがわからないままです。





☆広川

人間でありながら、寄生生物の味方をしていた男。
市長に立候補して、市を牛耳り、寄生生物が安全に食事できる環境を整えました。
彼は田村玲子が見出した稀有な存在ですね。

正直なところ、私は広川の思考に賛成派だったりします。
工場系の仕事をしたことがある人ならわかると思いますが、
一企業の一日のゴミの量の多さにゾッとします。


某LEDの企業のゴミなんて、ほんっとシャレにならないレベルですw
あんだけ大量のゴミを出しておきながら、
LEDは省エネとかちゃんちゃらおかしいですわ。


鉄製品の加工業も相当酷いですね。
たとえばスマホサイズの鉄製品を加工するのに、
原材料の鉄は3倍近い量を必要とします。
つまり3分の2は鉄クズになり、再利用もできない。

そういう現場を見ているだけで気持ちが沈みましたね。
それにくわえて、人口の爆発的な増加。
なんらかの方法で人を減らした方がいいんじゃね?
と思ってしまいます。


なので広川の行動理念は理解できます。
ただ、この理念が理解できる者は、人間嫌いが根底にあるのだと思います。
広川はきっと、自分も含め人間全体が嫌いだったのではないかと。
私も自分が嫌いですしw

市役所で追い詰められた時、広川は逃げずに講堂で待っていました。
捕まれば死が待っているとわかっていたにも関わらずの演説。
自殺そのものです。

自分が人間であることすら嫌悪しているからこそ、あの状況で自分の命を粗末にできたのだろうと考えます。
まあ、我が身は人一倍可愛いくせに、他人の命を平気で奪うエゴイストに比べれば、幾らかマシだと思いますがねw






最後にミギー役の平野綾
すごく良かったなと思いましたw
ミギーのキモ可愛さを上手く演じていたなー、と。

実写版は男声らしいし、まだ見てないのだけど、たぶん凄く違和感を感じることでしょうね><