
荒野と化した畑を田んぼにもどします。
この圃場は痩せていましたが、昨年畑にもどした時に気がついた事は土の質が変わってきた事。
前の借主はここでうすいえんどう等の豆類を主に作っていましたが、使う肥料は化成肥料ばかり。
草をきっちり退治して見た目は美しい畑でしたが、実際は微生物が住みにくかったのだと思います。
私が借り始めた8年前はまるで石のように硬い圃場で、乾くと耕運機の爪が入らないほどでした。
堆肥や腐葉土などをいれて肥えた土にするのが普通ですが、
私の場合耕作していない期間に雑草を生やす事で勝手に土壌を改良された感じです。
今年からふたたびここで稲作をします。
昨日は田起こしと肥料やり。
使う肥料は自然の緑肥半分に有機質肥料。
▼勝手に生えるクローバーに

▼勝手に生えるカラスノエンドウ

▼そして稲藁や枯れ草等。

これらが主な肥料です。
これはエノコログサ(ねこじゃらし)のマルチなんですが、不思議なくらいに草が生えません。
スギナもなぜか生えていません。
エノコログサの一種にはアレロパシー効果があると言われますが、その種類だったのかも?
と、これもマルチの役目が終わったら肥料として活躍してもらいます。
▼その他、人工の有機肥料を極わずか。

菜種粕・米ぬか・JAS有機適合のミネラル肥料マインマグN
砂壌土は鉄分の流亡が激しいと言われますので、鉄分を含み、ケイ酸もたっぷりのミネラル肥料を使います。
▼菜種粕

▼米ぬか

▼マインマグN

栽培方法は有機質肥料での「への字型稲作」になります。
出穂45日前の追肥にはJAS有機適合肥料の水稲用ユキパーというものを使う予定ですが、
生育を見て使用をやめるかも。
▼散布完了。

2週間後には田植えをしようと思います。
この1枚は5.5畝あり、2日かけて1人で手植えします。
田植機はあるんですけどね・・・手で植えたほうが確実に生育が良いですから。
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