ネキリムシは米ぬかを食べると本当に死ぬのか!?
それを確かめるべく昨夕7時頃に実験を開始しました。
それから12時間半経って実験結果を確認してみます。
さて、ネキリムシはどうなっているでしょうか?
ちなみに、ココで言うネキリムシとはカブラヤガ等の夜蛾の仲間の幼虫の事です。
地域によってネキリムシと呼ばれる虫は様々でハスモンヨトウの幼虫をネキリムシと呼ぶ地域もあるし、
コガネムシやカナブンの幼虫をネキリムシと呼ぶ地域もあるかもしれませんので念のため。
▼フタを外して中を覗いてみると・・・
何も変わった様子はありません。
では、中を確認してみます。
▼米ぬかの中にネキリムシを発見しました。
なんだか様子が変です・・・様子が変・・・と言うよりも、動いていません。
これは・・・
▼どうやら死んでいる様です。
情報によればネキリムシは米ぬかを食べると下痢を起こして死ぬとの事でしたが、
確かに下痢を起こしているようにも見えます。
下痢が原因で死んだのではなく、何らかの異変をきたして下痢をしたのだと感じます。
それは、体が生きている時にくらべて異常に膨張し、黄土色に変色しているからです。
▼動いていないネキリムシですが、念のために動画を撮っておきました。
コレで実験結果ははっきりしました。
★ネキリムシは米ぬかを食べると12.5時間以内に死ぬ。
もしかしたら食べて間もなく死ぬのかもしれません。
いずれにせよ、今後の有効なネキリムシ対策が見つかりました。
しかも、農薬を使うのではなく、肥料にもなる米ぬかを使うと言う所に意味があると思います。
(※米ぬかは新米の米ぬかを使用しました。)
無肥料栽培を行われている方にはちょっと手が出ないかもですが・・・。
ジャガイモも、白菜も、ほうれん草も、これでネキリムシに悩まされる事が減るように感じます。
使用法としては白菜は定植前なら条間に肥料と一緒に米ぬかを施肥して、数日後に定植。
さらに、株周りに米ぬかを撒く。
ジャガイモは種芋と種芋の間の畝の表層に使用したいです。
ジャガイモの場合、肥料が後効きすると良くないと言われますから、生よりもボカした米ぬかがいいかも?
醗酵米ぬかでもネキリムシに効果があるかが気になる所ですね。
ほうれん草等は種まき前に全層施肥し、種まきする条を決めておいてから予想される条間に米ぬかを。
野菜に応じて色んな対策を考えているととても楽しみになってきました。^^