オカルトで泣くとは…『准教授・高槻彰良の推察 呪いと祝いの語りごと』 | 咲羅による作品レビュー

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そろそろ本買いに行かないと

ストックが切れてきた…

 

 

では、今回はコチラ!!

 

『准教授。高槻彰良の推察 呪いと祝いの語りごと』 澤村御影

*ネタバレ注意

 

あらすじ

尚哉の友人・難波の下に不幸の手紙が届いた。時を同じくして高槻と尚哉は「図書館のマリエさん」という聞きなれない都市伝説を知る。図書館の蔵書に隠された暗号を解かないと呪われるというが……。他、鬼神伝説が残る村で、一行は額に穴の開いた頭蓋骨を見つける、その直後、高槻に思いがけない受難が!?「この世はなんてたくさんの呪いの満ちているんだろう」――。高槻と、幼馴染の刑事・佐々倉の幼い頃を描いた番外編も収録。

 

 

いやー泣いたね…

電車の中で号泣したね…

 

恥ずかしかったね

 

 

呪いの手紙

チェーンメール

 

誰もが一度は貰ったことが

あるのではないだろうか?

 

この手紙を読んだ人は呪われます

回避するためには

〇人に同じ内容で手紙を渡してください

 

そんな手紙が

深町の友達難波の下に

届いた

 

それからと言うもの

さまざまな不幸に見舞われるという

 

それを見かねて声をかけた深町は

そういうことなら専門の人がいると

高槻の下に相談を持ち掛ける

 

不幸の手紙

概要を授業の様に聞き

折り紙でやっこさんを作り

難波の呪いを移す

 

ついでに一つは

高槻に……

 

同時に高槻の下に来た

呪いの相談

 

図書館の本に暗号を

見つけたら

呪い殺されるという物

 

その都市伝説を知っている人は

ほんの一部であり

この話を作り出した人を探し出す

 

この都市伝説の

最初の話は悲しく切ないものだった

 

院生の生方にもらった

招待券をもって

山の中のペンションに

深町高槻佐々倉は訪れる

 

その地には

鬼を祭る祠があるという

 

鬼伝説を調べに行く

その洞窟で見つけたのは

額に穴の開いた頭蓋骨

 

それは鬼ではなく

人の物であった

 

鬼伝説について深堀されたくない

鬼頭老人

話を聞いていくと

息子が嫁を置いて東京から

返ってこないらしい

 

そんな不思議な家

昔から鬼を祭っていた

由緒正しき家らしい

 

しかし何か隠しているらしく

 

 

なぁーんか

高槻と深町の

距離感近くなってきてね

 

ついでに佐々倉も

仲良くなってるよね

 

ついでについでに言うと

ジャーナリストも

なんか近づいていませんか?

 

助けてくれたよ

 

皆でびしょ濡れになって

真冬なのに水の中に飛び込んで

ちゃんと風邪ひいて

 

人間だったのは

ジャーナリストさんだけでした

 

 

さて、泣いた話に行こう

 

図書館のマリエさん

だよ

 

彼女の正体は

高校生の時の告白の返事

 

マリエさんが高校生の時

毎日告白してくる子がいた

 

「今日も好きです。明日も好きです。

ずっと大好きです」

 

本が好きだったマリエさんは

彼にも同じくらい

本を好きなってほしいと

図書館に暗号を残した

 

夏休み中に暗号が解けたら

返事をしてあげると

 

しかし、マリエさんは

夏休み最終日

事故に合い亡くなってしまう

 

少年は謎を解いたのか

解けなかったのか

 

解いたなら

来ることない彼女を

待ち続けていたのか

 

そう考えたとき

バサリと別の本が落ちてきた

 

同じ方式の暗号

だけど別の文字

 

その暗号を解いた先には

いつもの言葉

 

大好きです

 

 

何回でも泣ける、この話、今も泣いている

 

 

本編コチラ↓