今朝はやっぱり起きる気になれなかった。

起きたけど布団の中で少し考えてしまったよ。

また仕事か、嗚呼人生って…

少々絶望的な気分に浸りながら、朝飯も食べずにやや暖かくなった街へと出て行った。


午前中はペースが上がらなかったが、午後お客さんを訪問し、昼ごはんを食べたら少し元気になった。

しかし、事務所に戻る線路脇の道を歩いていると昼下がりの太陽があたりのものを憂いを帯びた表情にさせ、それを見ていると何か悲しさ、虚無感のようなものを感じた。


昔から昼下がりの時間は苦手だ。夜の闇に入る前の一瞬の時間。僕の気持ちを不安定にさせる。生きる意味まで問いかけてしまう。何かが失われる予感。言葉では説明できない何かが僕の心の中に空洞を空けているようなのだった。


以前勤めていた会社に連絡しようと思ったが、今日はやめた。明日するかどうか。僕の中でもまだ踏ん切りがついていない。僕の人生を幸せにすることがいったい何なのかわかっていないからだ。大企業で会社に身も心も捧げ転勤を繰り返していく人生か。それともちょっと高い目標を持って実現できるかわからないけどがんばっていく人生か。


できればもう考えるのはやめたいんだ。遅くとも3月には結論を出さねばならない。