こんにちわ、もちこです。
今日は株の話です。
最近のもちこは帰りの電車の中で株取引をすることがたまにあります。
時間でいうと大体20時~21時くらいでしょうか。
でも、そんな時間に証券取引所は開いてませんよね。
私がどうやって取引しているのかというと、【PTS】という夜間取引を利用しているのですよ。
今回はこのビジネスパーソンの強い味方、PTSについてわかりやすーく説明したいと思います。
PTSとはProprietary Trading System(私設取引システム)の略。
株の夜間取引のことで、例えば私も使っているSBI証券の場合は、下記の時間帯に取引を行うことができるんです。
●デイタイムセッション 08:20~16:00
●ナイトタイムセッション 17:00~23:59
すごいですねー。SBI証券だとこんな時間に取引できるんですねー。(SBI証券の回し者じゃないです)
じゃあもういいじゃん、みんなPTSで株取引しちゃおうよ!
というのはちょっと待ちましょう。
実はPTSは非常に便利なシステムなのですが、見逃せないデメリットがあるのですよ。
しかも割と初心者殺しなデメリットが。
それを知るには、まず「PTSとはどんな仕組みなのか?」ということをざっくり解説する必要があります。
まずは基本的な株取引のおさらいです!
通常だと
●投資家が注文→
●証券会社が注文まとめる→
●証券取引所で株取引。
という流れで取引が行われていますよね。
でも、PTSの場合は
●投資家が注文→
●証券会社内にある取引所で株取引。
となるんです。
証券取引所を介さず、証券会社内で株の取引を行ってしまうため、夜間取引も可能になるわけですね。
PTSの取引は特定の証券会社のみ可能なので、PTSの利用を検討している場合はPTSで取引ができる証券会社で口座開設をする必要がありますよ。
現在PTSに対応している証券会社は下記の通りです。
・SBI証券
(取引可能な時間 08:20~16:00 / 17:00~23:59)
・松井証券
(取引可能な時間 08:20~15:30 / 17:30~23:59)
・楽天証券
(取引可能な時間 08:20~16:00 / 17:00~23:59)
・マネックス証券(※2019年春よりサービス開始)
他にも、PTSにはこんな特徴があります。
メリット・デメリットに分けて紹介します。
メリット
●朝の8:00~9:00、証券取引所が休憩中の11:30~12:30、16:00~23:59も取引が可能。
●引け後の決算やニュースを見た後に即取引可能。(翌営業日まで待たなくてもいい)
デメリット
●成行注文ができない。(指値注文のみ)
●信用取引ができない。
●売買できる銘柄に制限がある。
●取引される量が少ない為、取引が成立しないことがある。
この中で特に注意したいのが【取引される量が少ない】という点です。
PTSの板を見ると分かると思いますが、出来高の数が恐ろしく違います。
つまり、この状況で取引を行うということは……
取引したい人が少ない→
流通する株の数が少ない→
取引が成立する確率が低くなる→
自分の売買したい値段で取引が成立しにくい。
ということ。
普段は100人と取引ができるのに、PTSでは10人としか取引ができない、というイメージでしょうか。
先程の画像で出しているファーストリテイリングは、画像の時点では54,580円という株価に対して54,100円と41,800円の買い注文が100株ずつしか入っていません。
売り注文が出ていないので、これでは取引が成立しませんよね。
こういうこともごく普通にあり得るということです。
ただ、先程のメリットにも出てきた通り、引け後にニュースや決算等が発表された際は非常に活発に取引されます。
「翌営業日に絶対下がるからすぐ売りたい!」
「こんなニュース出たら絶対高くなるからすぐ買いたい!」
なんて場合は、これほど便利なシステムはないでしょう。
それに、やはり最大のメリットである夜間取引が可能である点は、どんなデメリットでも打ち消すことができないくらい便利です。
取引したい銘柄がある場合は、ぜひPTSもチェックしてみてくださいませ。
では、またこんど。
もし記事が役に立ったり面白かったら、
ブログ村のボタン↓↓押して応援お願いします三└(┐Lε:)┘