【読書日記】『「頭がいい」とはどういうことか』(毛内 拡) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

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稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『「頭がいい」とはどういうことか』(毛内 拡)。


「脳科学から考える」。


 
本文(251頁)の本書は、時折、目に飛び込んでくる大学の後輩のFacebookでの記事や大学の後輩の子どもさんの発達障害の話などから、その理解に少しは役立つかな、と久々に感じて、注文した一冊。
実家の周辺は第一次町村合併前の村と名乗っていた時の村役場があった地域。
周囲を見回して、そういえばそういう人がいたなあ、というのも副次的にはあります。
 
銀行から転籍した会社の同僚の方で、勉強ができる子どもさんで東大を出て官僚になった事例を耳にし、もしかしてそれってASDなんちゃうの、と思ったこともある。
 
色んなことをミックスして考えると、「頭がいい」ってどういうこと、という疑問が湧いてきた。
 
ふとそんなことから、読んでみたいと思った一冊。
 
まずは、目次をリストします。
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はじめに
1・「頭がいい」ってどういうこと?
2・注意しなければ知覚できない
3・頭の働きがいいとは、どういうことか
4・記憶という不思議な仕組み
5・思い通りに身体を動かす
6・感受性と創造性
7・人の気持ちがわかる
8・脳の持久力を担うアストロサイト
終・AI時代に求められる真の”頭の良さ”
おわりに
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気になったところを抜き書きしていきたいと思います。
 
4・記憶という不思議な仕組み
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「記憶は記録ではない
 
記憶はそれを覚える際だけでなく、思い出す時にもう一度書き換えられるとも言われています。
前回それを思い出した時のことまで、もう一度付け加えて記憶します。
悲しいことに記憶は、思い出すたびにどんどんオリジナルなものではなくなってしまうのです。
忘れたくない甘い記憶は、なるべく思い出さないようにした方がいいのかもしれません。
しかし、あまりにも思い出されない記憶は、必要のないものとして忘却の彼方に消えていってしまいます。
以上のことを併せて考えると、記憶は思い出すたびに一から作られていると言ってもよいくらいで、いわば脳の創作物と言っても過言ではないでしょう。
全ての記憶は誤っているという主張もあるほどです。
私たちの脳では、この脆くも儚い記憶と経験に基づいて二つ目のフィルターである予測モデルを形成しています。
 
(P95)
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