《WBOインターナショナル・フェザー級TM》
兼《WBC世界フェザー級挑戦者決定戦》
開催日:7月23日(日本時間24日)
開催地/会場:米国ミネソタ州ヒンクリー/グランド・カジノ・ヒンクリー
WBOインターNフェザー級王者
WBOフェザー級1位・WBC3位
ジョエ・ゴンサレス(28=O/USA)
VS.
WBO世界フェザー級2位
元WBO世界Sバンタム級王者
アイザック・ドグボエ(27=O/GHA)
ドグボエがWBOインターN王座獲得!
〈試合経過〉
初回〜3回と接近しての打ち合いはゴンサレスがジャブから右をヒットさせるとドグボエも負けじと左右ボディーを叩いて見栄えのいい攻めを見せた。
4回、序盤からゴンサレスが攻勢を強めて右フックを浴びせるとドグボエは足元を揺らす。ロープに詰まったドグボエはスイッチを混じえて逃がれるとボディー攻撃でリードを許さない。
しかし、中盤戦に突入するとお互い接近して打ち合うものの決定打がなくどっち付かずの展開となった。
8回、ドグボエが流れを掴もうと右ストレートから接近すると左ボディー攻めでポイントアピールした。
9回、お互い接近しての激しい上下の打ち合いはややゴンサレスが優勢に見えた。
10回、再び激しく攻め合うと中盤にゴンサレスが前に出たところでドグボエは距離をとってゴンサレスの猛攻を巧みに躱して攻める中、ゴングとなった。
〈10回採点結果〉
96ー94(ドグボエ)
96ー94(ドグボエ)
94ー96(ゴンサレス)
ドグボエが2ー1のスプリット判定ながらもWBOインターナショナル・フェザー級王座(実質WBO1位)を獲得するとともにWBC王座への挑戦権も獲得した。一挙両得です。
挑戦するであろうWBO王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)とWBC王者レイ・バルガス(メキシコ)はともにハードパンチャーの倒し屋。予想ではSバンタム級時代にナバレッテとは判定負けとTKO負けの連敗を喫して相性が悪いことからターゲットはバルガスへの挑戦となるんでしょうか、楽しみです。
期待されたゴンサレスはポイントでわずかに及ばず敗者となった。
これまで2度のWBO世界フェザー級王座に挑戦してともに判定負けで跳ね返された。その後は今回保持のWBO地域王座を獲得して1位に躍進、3度目の世界挑戦を目指していたが、痛い星を落として遠退いてしまった。ゴンサレスは無念の出直しです。
(Photos by toprankboxing.com)
それでは激しい攻防戦の末、ドグボエが勝利したシーンをハイライトでどうぞ!(2分10秒)
※途中消除の場合ありです。
【両選手の戦績】
★ジョエ・ゴンサレス/28戦25勝(15KO)3敗
★アイザック・ドグボエ/26戦24勝(15KO)2敗