荻上チキ・Sessionが好きすぎる。

毎日楽しみで、何があっても15時半が来るとウキウキする。


ゴールデンウィークも、どこへ行くでもなく毎日仕事だったけど、世の中は休日なのにチキさんのラジオはある!と思い出しては嬉しくなってた。


Sessionが好きすぎて、心の中でチキさんのことを勝手に『チキチキ』と呼んで親しんでる。


パートナーアナウンサーの南部さんも、耳に心地良い朗読は秀逸で、ニュースもとても聞き取りやすい。

ラジオショッピングで食べ物を試食する時の食レポは最高!

南部さんのおかげで『はぴねすくらぶ』の売り上げはきっと倍増してるに違いない!(私も南部さんにつられて何回も購入)

夫が「スポンサーの商品を買えば番組のためになるよ」なんて言ってくれたもんだから番組愛を伝えるべく、心置きなく注文している。


ここで話は少し変わり…


最近、テレビのニュースを見る機会があり、そこで人間関係のトラブルから刃傷沙汰になった事件を取り上げていたのです。

無防備に見ていたら、馬乗りになって殴る映像が流れ(もしかしたら刃物も持ってたかも)慌てて目を覆ったけど映像は脳裏にくっきり焼きつき…


そうだった、私がテレビを見なくなった要因の一つに、この不用意に挟まれるショッキングな映像に耐えられない、ということがあったのだ。


数年前に、小学一年生の男の子が交通事故で亡くなるという痛ましい出来事があった。それを報じたそのニュース番組は、ご丁寧にも防犯カメラに残ってた映像を流したのだ。

男の子が駆け足で横断歩道を渡ろうとし、大型トラックが左折する、その映像を。


私はその日一日、全く使い物にならないぐらい動揺した。

なんなんだ、なんでこんな映像をニュースで見せる必要があるんだ。


以来、テレビのニュースはほぼ見なくなった。

予告なく衝撃的な映像を見せられると、気持ちが塞いで一日を棒に振ってしまうから。


チキさんのラジオは、必ず教えてくれる。


パワハラ特集をした時には「暴力的表現が出たりするので、聴くのが辛くなる人はボリュームを下げたりスイッチを切ってください」と事前に注意を促してくれた。


内容の予告を聴いて、辛くなっていた私は、それを聴いてハッとしてスイッチを切った。

そう言ってもらわなかったら、固まってずっと聴いてしまっていたと思う。


「自殺」という言葉が出た時には、そのニュースが直接は自殺に関する物ではなくても(例えば赤木ファイルの説明で赤木さんのお話をした時など)必ず、心の相談ホットラインの電話番号をアナウンスする。

いつでもどんな時でも、そうする。


チキさんの番組は本当にすごい。

聴き手の立場になって考えるという姿勢が、番組の細部まで行き届いている。


必要以上に悲しい映像や辛い話は見聞きしたくない。微に入り細に入り伝えてくれなくても分かる。テレビはもっと報道する意味を考えて放送してほしい。


ちょこっとテレビを見るたびに、私はラジオの世界にほうほうの体で逃げ戻る。

ラジオの世界は、厳しくても真摯で、そして暖かく優しい。