[4702]第62回「達也と南の夫婦漫才」

 

○四回裏の明青に「3」が入っているスコアボード

○明青のベンチ
    孝太郎、ベンチに戻る。
孝太郎「フン。フン」
    南、達也を突っつく。
  南「これで負けたりしたら後が煩いわよ」
達 也「ヘン、余計な点だぜ。最初の一点で勝負は決まったんだ」
    ×    ×    ×
    明青のグラウンド。ナインに相対して、黒木と達也が立っている。南と佐知子、監督は黒木たちの脇。
黒 木「突然ではあるが、新入部員を紹介する」
    そっぽを向いている達也。
(黒木の声)「皆も知っているとは思うが、エースだった上杉和也の双子の兄、上杉達也くんだ」
    紹介する黒木。
黒 木「今日から俺達とともに亡き弟の夢を受け継ぎ、」
    相対している孝太郎以下の部員たち。
(黒木の声)「一緒に汗を流し泥に塗れ、」
    聞いている南と佐知子。
(黒木の声)「甲子園を目指すことになった」
    紹介している黒木。
黒 木「よろしく頼む!」
(孝太郎の声)「ヘン!」
黒 木「孝太郎!」
孝太郎「あ、済みませんね。ちょっと風邪気味なもので」
    ×    ×    ×
 

[4464]『タッチ1』 、リンクリスト

 

[4459]文章による「タッチ」(小説・脚本・超速、評論・分析)

[4563snTouch063.txt]