今日『教えてください。富野です』を購入。富野由悠季氏は、
いくつかの対談で体感重視を述べられていました。そこで氏は一旦失った感覚は復活できないと、
主張されていましたが。私の実体験によれば。

 父が好物だったので、一緒に朝食するときは納豆が不可欠だったのだけど。存命中は鶴の一声で、
小粒至上主義。しかし他界したあと大粒納豆を試しに食べたら、濃厚な大豆の味にたちまち虜。いまでは、
納豆の評価を大豆の味の多さで評価する始末。

 また同じ理由で、お米は白米一辺倒に。炊き込みご飯は登山などで家を空けていたときが、多かったと記憶。
 しかし健康のため、玄米、八穀米、五穀米を試し食べ。その結果、
白米のみの米の飯は贅沢という認識が育ち。それに白米だけよりは明らかに便通良くなるし。

 以上からも氏の危惧は、嗜好や社会の価値観でどうとでも推移するから、杞憂と思えて。食育や、
スローフードが叫ばれてきた現状が、その論拠。体力低下の方が、より深刻な事態。