『宇宙戦艦ヤマト』は西崎義展の強引なプロデュース能力で成功し。
『機動戦士ガンダム』では富野由悠季が提示した物語を、受け手の熱意でもって盛り上がり。
対して『機動警察パトレイバー』は、極めて作り手が戦略的に販売促進した、成功例。
思えば『究極超人あ～る』で一躍人気マンガ家の仲間入りを果たしたゆうきまさみの、
長年暖めてきた企画として記者会見をしたその発想。それは前年に公開された、
『オネアミスの翼 王立宇宙軍』とともに受け手に大いなる夢を植え付けることに。
しかもビデオシリーズとして、一歩ずつ世界観をなじんでいける手法を選択。心憎いのは、
３０分もの６本シリーズで、第１巻は格安の４，８００円と発表したものの、
以降の価格を人気次第と煽ったこと。さらに企画者集団・ヘッドギアの面々も、
販促のための大々的なキャンペーンを展開して。
もちろん作り手が大いなる可能性を持った企画と信じたからこそ。
それはファンをサポーターと定義して大ブームを引き起こした、Ｊリーグの手法に似すぎ。
ゆうきまさみ自身は「週刊少年サンデー」誌上で連載し続けることで、
アニメとして発表されていない間にも、人気の持続に貢献。
その手法は『仮面ライダー』や『マジンガーＺ』などで展開していた、
メディアミックス戦略とよく似たもの。
誤算だったのは先輩たちに倣い短期連載のつもりだったのが、底の知れない豊穣な世界だったため。
帆場瑛一がレイバーに放ったコンピュータウィルスよろしく、次から次へとアイディアが湧き出て、
結果的に６年がかりで完結。
しかし連載が長期にわたったことと、後年に最大の夢であったＴＶシリーズが実現したことで、
異なる３本の物語を獲得し、それぞれ成功していった「パトレイバー・シリーズ」。
とはいえポスト・マクロスになれなかった要因は、時代のなせる業なのか。
それとも…
『機動戦士ガンダム』では富野由悠季が提示した物語を、受け手の熱意でもって盛り上がり。
対して『機動警察パトレイバー』は、極めて作り手が戦略的に販売促進した、成功例。
思えば『究極超人あ～る』で一躍人気マンガ家の仲間入りを果たしたゆうきまさみの、
長年暖めてきた企画として記者会見をしたその発想。それは前年に公開された、
『オネアミスの翼 王立宇宙軍』とともに受け手に大いなる夢を植え付けることに。
しかもビデオシリーズとして、一歩ずつ世界観をなじんでいける手法を選択。心憎いのは、
３０分もの６本シリーズで、第１巻は格安の４，８００円と発表したものの、
以降の価格を人気次第と煽ったこと。さらに企画者集団・ヘッドギアの面々も、
販促のための大々的なキャンペーンを展開して。
もちろん作り手が大いなる可能性を持った企画と信じたからこそ。
それはファンをサポーターと定義して大ブームを引き起こした、Ｊリーグの手法に似すぎ。
ゆうきまさみ自身は「週刊少年サンデー」誌上で連載し続けることで、
アニメとして発表されていない間にも、人気の持続に貢献。
その手法は『仮面ライダー』や『マジンガーＺ』などで展開していた、
メディアミックス戦略とよく似たもの。
誤算だったのは先輩たちに倣い短期連載のつもりだったのが、底の知れない豊穣な世界だったため。
帆場瑛一がレイバーに放ったコンピュータウィルスよろしく、次から次へとアイディアが湧き出て、
結果的に６年がかりで完結。
しかし連載が長期にわたったことと、後年に最大の夢であったＴＶシリーズが実現したことで、
異なる３本の物語を獲得し、それぞれ成功していった「パトレイバー・シリーズ」。
とはいえポスト・マクロスになれなかった要因は、時代のなせる業なのか。
それとも…