東御廻りの御嶽 | もののふアイ 記

もののふアイ 記

この地に生まれ この地に育つ この地の…

現在も行われている聖地巡礼である東御廻り(あがりうまーい)は、太陽の昇る東方を、ニライカナイのある聖なる方角と考え、首里からみて太陽が昇る東方(あがりかた)といわれた玉城、知念、佐敷、大里にある御嶽を巡るものである。

起源は国王の巡礼と考えられており、以後時代が下るに従い、士族、民間へと広まった。現在では、士族の流れを汲んでいる門中(むんちゅー:男系血族)を中心に行われている。巡る御嶽は門中によって多少異なるが、起点の園比屋武御嶽から以下の順に巡るのが一般的である。



園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき):首里城外

与那原親川(よなばるうぇーがー):与那原町

御殿山(うどぅんやま):与那原町

場天御嶽(ばてぃんうたき):南城市佐敷

佐敷上グスク(さしきうぃぐすく):南城市佐敷

テダ御川(てぃだうかー):南城市知念

斎場御嶽(せーふぁうたき):南城市知念

友利ノ御嶽(とむいのたけ):南城市知念知念グスク内

知念大川(ちねんうっかー):南城市知念

ミントングスク(みんとぅんぐすく):南城市玉城

仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー):南城市玉城

アイハンタ御嶽(あいはんたうたき):南城市玉城

藪薩御嶽(やぶさつうたき):南城市玉城

ヤハラヅカサ:南城市玉城

潮花司(すーぱなつかさ):南城市玉城

浜川御嶽(はまがーうたき):南城市玉城

浜川受水走水(はまがーうきんじゅはいんじゅ):南城市玉城

雨つづ天つぎ御嶽(あまつづてんつぎうたき):南城市玉城玉城グスク内

玉城祝女殿内(たまぐすくぬんどぅち):南城市玉城

志堅原仁川(しちんばるじんがー):南城市玉城





【参考文献】