N響第1868回:ブラームス3&2(エッシェンバッハ) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

NHK交響楽団第1868回定期演奏会Cプログラム(初日)を聴いてきました。

2017年10月20日(金)19時開演 NHKホール
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 作品90
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73

【指揮】クリストフ・エッシェンバッハ Christoph Eschenbach

【管弦楽】NHK交響楽団
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今週も先週に続いてめっっっちゃくちゃ忙しくて疲れがピークに達していたのですが、金曜日夕方まで頑張って仕事したからご褒美が必要だと自分に言い聞かせ、サッと切り上げてNHKホールへ。先週日曜日のAプロに続いて雨雨 NHKホールはホント雨の日に行きたくないむっ
 
聴くのはブラームスの第2番と第3番。第1番、第4番ほどは聴く頻度は少ないですが、それでも素晴らしい作品。サントリーBプロが第1番と第4番なので、聴ければツィクルス完成ですが、もちろんチケットは完売で聴けません。

第3番。オーボエは、マーラー・チェンバーの吉井瑞穂さんが乗っていた(もう一人は池田さん)。青山氏が目の病気で、茂木氏は他に演奏会が入っているらしい。ルツェルンで来日中だったからか、これは嬉しい誤算である。いやはやこの吉井さんのオーボエがとにかく素晴らしい。予想以上。ある意味、オケからはみ出し気味の美しさ。吉井さんが引っ張っていた感じがしたくらい。それから、福川さんのホルンが完璧。第3楽章の中のソロをはじめとして素晴らしい。その有名な第3楽章は非常にゆったりとしていて哀愁漂う演奏に仕上げたエッシェンバッハ。非常に結構地味な第3番というイメージ(各楽章が消え入るように終わる…)ですが、エッシェンバッハの指揮による演奏は溜めがあったり熱かったりと奔放なところもあるのですが、かっちりした構成。残念な早すぎるbravo。

後半は第2番。終わり方が華やかだから、こちらを後半にしたのかな。ここでも吉井さんのオーボエと、やはり何と言っても福川さんのホルンが最高。第1楽章のホルンのソロは聴き惚れた。弦楽器も統制されてしっかりと聞こえる。高揚感のある第4楽章。華やかなトランペットとトロンボーンはまさに歓喜を表し、エッシェンバッハもオケを煽っているよう。bravo!

今日も当日券があるので、ブラームス好きの方は聴きに行かれたらいいと思います。


今日は同窓会が静岡であるので… 朝早く行って、三保の松原から富士山を見たかったのですが、生憎の雨で断念。これから同窓会までの短い時間ですが、静岡でとある演奏を聴きます音譜
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