日中友好が日本を滅ぼす
最近読んだ本は、結構当たりが多い。
「日中友好は日本を滅ぼす」という、ちょっと刺激的なタイトルのこの本は、中国四川省生まれの中国人、石平氏が書いた本である。2005年に出版されたのだが、当時は、こんなタイトルの本はどうせノストラダムスの大予言と同じ類だろうと手に取る事はなかった。
先日図書館で借りたのだが、面白くて通勤電車の一往復で一気に読んでしまった。
何回かに分けて、内容を紹介したいと思う。
まず、歴史的に中国は日本の疫病神だという指摘。
日本は、平和で長期に繁栄した時代と国が乱れ政権が短命に終わる時代が繰り返されてきたが、中国との関わりが関係していると言う。中国に深く関わるとろくなことが起きないというのだ。
飛鳥時代
遣隋使、遣唐使を派遣し、初めて中国と濃密な関係をもった時代だが、白村江の敗戦が招いた国防の危機、古代最大の内乱と言われる壬申の乱を連続して経験する激動の時代となった
平安時代
初期には遣唐使派遣が断続的にほんの数回あったが、894年に正式に廃止されると、以後2百年にわたり中国とは没交渉。文字通り平安な時代となり、漢字から平仮名が生まれ、日本情緒あふれる源氏物語や枕草子に代表される平安文化が栄えた。
平家
保元・平治の乱を通して平清盛が平安朝を乗っ取る形で史上初の武家政権を樹立。日宋貿易を盛んにして中国と再び近づいたが、短命に終わる。
鎌倉時代
鎌倉幕府の中国との関係は、禅僧を招いた程度。百数十年平和な時代が続く。しかし元寇の襲来により、その戦後処理が原因で崩壊する。
室町時代
南北朝の争乱が続き、落ち着いたと思ったら応仁の乱。やはり、足利義満が中国との間で勘合貿易(朝貢貿易)を確立。金儲けのために明王朝の臣下になっていた。
戦国時代
織田信長の後を継いだ豊臣秀吉が天下統一を果たした。しかし、中国征服の野望を胸に、その手始めに朝鮮に出兵してから衰退。
江戸時代
鎖国政策により、中国とは国交もなく希薄な関係。徳川三百年の平和で安定した時代。江戸はアジアで唯一の百万都市で繁栄を極めた。
明治、大正時代
中国との関係は依然薄く、脱亜入欧、欧米列強の文化を積極的に取り込む富国強兵政策により、日露戦争で勝利するほどまでに国力が高まる。世界の5大国のひとつとして認められるようになった。
昭和初期
満州事変から中国に進出すると、これがきっかけで太平洋戦争の敗戦まで一直線の激動の時代。
昭和(終戦後)
戦後から昭和47年の日中国交回復まで、中国とは隔離された関係だったが、その間、驚異的な高度成長を成し遂げ、世界第2位の経済大国になった。
日中国交回復後、中国との関わりを深めるのに反比例して日本が弱体化しているのはご存知のとおりである。
確かに、こうして中国との関わりで日本の歴史を整理してみると、中国の疫病神説を信じてしまいそうになる。石平氏は、日本史をよく勉強していて、それぞれの時代が何故中国と関わったことによって乱れていったかを詳細に解説している。上記の歴史の法則に興味を持たれた方は是非、本を読んでみてください。
「日中友好は日本を滅ぼす」という、ちょっと刺激的なタイトルのこの本は、中国四川省生まれの中国人、石平氏が書いた本である。2005年に出版されたのだが、当時は、こんなタイトルの本はどうせノストラダムスの大予言と同じ類だろうと手に取る事はなかった。
先日図書館で借りたのだが、面白くて通勤電車の一往復で一気に読んでしまった。
何回かに分けて、内容を紹介したいと思う。
まず、歴史的に中国は日本の疫病神だという指摘。
日本は、平和で長期に繁栄した時代と国が乱れ政権が短命に終わる時代が繰り返されてきたが、中国との関わりが関係していると言う。中国に深く関わるとろくなことが起きないというのだ。
飛鳥時代
遣隋使、遣唐使を派遣し、初めて中国と濃密な関係をもった時代だが、白村江の敗戦が招いた国防の危機、古代最大の内乱と言われる壬申の乱を連続して経験する激動の時代となった
平安時代
初期には遣唐使派遣が断続的にほんの数回あったが、894年に正式に廃止されると、以後2百年にわたり中国とは没交渉。文字通り平安な時代となり、漢字から平仮名が生まれ、日本情緒あふれる源氏物語や枕草子に代表される平安文化が栄えた。
平家
保元・平治の乱を通して平清盛が平安朝を乗っ取る形で史上初の武家政権を樹立。日宋貿易を盛んにして中国と再び近づいたが、短命に終わる。
鎌倉時代
鎌倉幕府の中国との関係は、禅僧を招いた程度。百数十年平和な時代が続く。しかし元寇の襲来により、その戦後処理が原因で崩壊する。
室町時代
南北朝の争乱が続き、落ち着いたと思ったら応仁の乱。やはり、足利義満が中国との間で勘合貿易(朝貢貿易)を確立。金儲けのために明王朝の臣下になっていた。
戦国時代
織田信長の後を継いだ豊臣秀吉が天下統一を果たした。しかし、中国征服の野望を胸に、その手始めに朝鮮に出兵してから衰退。
江戸時代
鎖国政策により、中国とは国交もなく希薄な関係。徳川三百年の平和で安定した時代。江戸はアジアで唯一の百万都市で繁栄を極めた。
明治、大正時代
中国との関係は依然薄く、脱亜入欧、欧米列強の文化を積極的に取り込む富国強兵政策により、日露戦争で勝利するほどまでに国力が高まる。世界の5大国のひとつとして認められるようになった。
昭和初期
満州事変から中国に進出すると、これがきっかけで太平洋戦争の敗戦まで一直線の激動の時代。
昭和(終戦後)
戦後から昭和47年の日中国交回復まで、中国とは隔離された関係だったが、その間、驚異的な高度成長を成し遂げ、世界第2位の経済大国になった。
日中国交回復後、中国との関わりを深めるのに反比例して日本が弱体化しているのはご存知のとおりである。
確かに、こうして中国との関わりで日本の歴史を整理してみると、中国の疫病神説を信じてしまいそうになる。石平氏は、日本史をよく勉強していて、それぞれの時代が何故中国と関わったことによって乱れていったかを詳細に解説している。上記の歴史の法則に興味を持たれた方は是非、本を読んでみてください。
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