編集長の富田志乃です。
昨日は
持ち込み企画の
やる気が失せる
一文について書きましたが、
もう一つの
よくあるパターンは、
企画内容、
構成はさらっとしか
書いていないのに、
ひたすら
出版に対しての
熱い思いを長々綴った企画書です。
出版業界がよき時代、
昔、昔でしたら、
その熱い思いに1票！
なんてこともあったのかもしれませんが、
断言します。
いまは、思いだけでは
出版は叶いません。
そして内容を見ても、
私はこう思う。
私はこうした。
など、自分の事例しかなかったり、
持論しかない原稿は、
読んでいて「辛い」
というのも正直な感想です。
もちろん、
持論がいけないわけではないのです。
持論に対して、どう根拠があるのか、
その説明が欲しいのです。
さらに、その説明に
事例を盛り込むことで、
ぐっと原稿はいいものになっていきます。
ではその事例は
どうしたらいいのか。
答えは簡単
実績や事例がなければ、
まずは作りましょう。
セミナーを開催したり、
勉強会を開いたり、
ＳＮＳで発信してもよいでしょう。
自分ができたことが、
他の人ができるとは限りません。
どう説明したらわかりやすいのか。
どうやったら再現できるのか、
トライ＆エラーを
繰り返しすことで、
事例や実績ができるだけでなく、
ご自身の持論や総論が
メソッド化していきます。
長い道のりだと思うかもしれませんが、
結局は、こういう努力が
出版の近道なのです。
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